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実践的Eメールマーケティングとは

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今からお話しすることは、米国のある企業がやっているEメールマーケティングです。日本でも同じことが出来れば、Eメールマーケティングの効果が手に取るように分かるでしょう。というか、あなたの上司にアピールできます。

(1)A/Bテストで最適な件名を見つける

開封率とクリック率が高い件名をA/Bテストで見つけます。1万人の読者リストからAとBリスト(各1000メールアドレス)を抽出し、テストを実施します。残りの8000メールアドレスは、最適な件名にしてメールを送信します。

(2)特定のページをクリックした読者だけをCリストにする

メール配信3日後にCリストの読者にフォローアップメールを送ります。内容は、最終コンバージョンに導くオファーメールです。

(3)何もアクションがないリストをDリストとする。

同じようにメール配信1週間後にDリストに別のオファーメールを送ります。そのオファーメールに反応したメールリストをEリストとします。反応がない残りのメールアドレスは、郵送のDMを使って情報を送ります。

それでも反応がない場合は、対象メールリストをメール送信対象から外します。つまり、捨てます。

日本でこれをやろうとするとEメールマーケティングチームが必要になります。担当者1人とか、兼務では出来ません。米国の企業では、それほどEメールマーケティングに投資をしています。

上記(1)から(3)を実施していくとこんな良いことが起こります。

良い事(1)最終コンバージョン率が向上する。
   (2)読者リストの質が高まり、良質のリストが作られる。
   (3)不到達メールの原因になるネガティブアドレスを削減する。

米国の企業が使うメールマーケティングツールは、上記の目的に対応したものであるため煩わしさがなく実施が簡単に出来るようになっています。そこまでメール配信システムがユーザーのニーズを取り込んでいます。

上記の3つをやるだけでも効果を数字で確認できます。もっと、色々なことが出来るのですが、やる方の負担を考えるとこのぐらいが適度かもしれません。

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