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Bletchley Park博物館を救え

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第2次世界大戦中、「Enigma」などドイツの暗号解読で知られるBletchley Parkの保存状態を改善しようと、科学者らが訴えている(ニュース記事はこちら)。

中でも暗号解読作業が行われた小型建築物の劣化は進んでおり、たとえば中央の建物の屋根を修復するだけで軽く100万ポンドは必要なのだとか。

The Times紙の公開書簡に応じるかのように、Bletchley Park内にある小さな郵便局も「切手を買ってBletchley Parkを助けよう」とキャンペーンを打っている。この郵便局、第2次世界大戦中はBletchley Parkで国家機密プロジェクトにかかわる1万人以上のスタッフが居場所を隠すために利用したとされる私書箱があったところ(たしか)。現在は、初日カバー(郵便切手発行初日の消印が付いた封筒)で知られているようだ。同郵便局では初日カバーの売り上げの一部をBletchley Park保存のための基金に当てるようだ。

初日カバーはほとんどが記念ものの限定販売であることから収集家が多い。そのため、投資目的で買う例も多いとのこと。オンラインでも購入できる。Webサイトはこちら

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