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MWC日記その1・Sony Ericsson

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スペイン・バルセロナで先週開かれた「Mobile World Congress」での出来事を紹介。まずは、昨年と同じく、開催日の前日にプレス発表会を開いたSony Ericssonから。

10022008_07_01期日までに登録をしなかったので、入れないといわれたものの、会場に行ってみる。飛行機の予約でいう「ウェイティング」の列に並ぶこと30分(写真)。なんとか入れてもらった。

チェックが厳しかっただけのことはある。ここでSony Ericssonは「Windows Mobile」を搭載した「Xperia X1」を発表。大きな発表にリークはつき物だが、Sony EricssonのWindows Mobile採用は驚きだったようで、ステージでSony Ericssonの社員が「Windows Mobileを採用」と声高らかに述べたとき、「おおー」とどよめきが。予想していた人は少なかったようだ。私が知る限り、事前のそれらしき報道は、”MWCでMicrosoftが新しいパートナーを発表するが、可能性があるのは、NokiaかAppleかSony Ericsson”という記事を報じていたフランスのハイテクサイトのみだった。

このX1だが、触らせてくれない。プレス発表会でもそうだったし、会場のブースでもそうだった。われわれは、日本にいたことがあるというプロダクトマネージャが手にしていたのを見せてもらった。フランスの経済紙Les Echosの有名な女性記者は「触らないものに関する記事は書けない」と怒ってしまい、ワインばかり(それもかなり)飲んでいた。

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