2011年の社員意識調査の自由記述欄頻出項目ベスト10
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日のエントリはTalent Managmentより。
HR Solutions Inc.という会社が、クライアント企業の計93,000人を対象に実施した社員エンゲージメントサーベイの結果分析を行っています。
Study Reveals Top 10 Comment Themes in 2011 Engagement Surveys
2011年のエンゲージメントサーベイにおけるコメント内容トップ10を明らかにした調査結果
自由記述欄、調査設計側としては、有用なのはわかっていつつも後段の分析が面倒で尻込みしてしまう傾向があるところです。しかし、従業員が自由に会社のいいところ、悪いところを指摘してくれる、宝箱のような存在であるのも事実。
まだ終わってはいませんが、2011年において、HR Solutionsが実施した9万人超のサーベイにおける自由記述欄の内訳は、以下のようなものだったそうです。一気にいきましょう。
- Employees expressed an appreciation for their co-workers.
同僚に対する感謝の意
- Employees would like to receive higher pay scales/salaries.
さらなる高い賃金水準/給与への要望
- Employees are pleased with the type of work they do.
今やっている仕事の形態についての満足
- Employees commended their organization's quality of customer service.
お客様向けサービスの質
- Employees thought communication needed to improve throughout their organization.
さらなる改善のための組織全体におけるコミュニケーション
- Employees appreciated their organization's atmosphere/environment.
組織の雰囲気や社内環境についての賛辞
- Employees enjoyed the flexibility of their work hours.
労働時間に関するフレキシビリティへの賛同
- Employees commended their managers.
上司に対する賛辞
- Employees felt staffing needed to be increased to assist with high workloads.
高い業務負荷をサポートするための増員の必要性
- Employees enjoyed helping customers.
お客様を手助けしていることへの喜び
昨年1位だった給与関係が今年は2番目に来て、経済環境の悪化による忙しさが9位に表れている、と書かれています。そして、同僚への賛辞は、この忙しさをチームワークで乗り切った結果だと。
また、3位の仕事の形態については、忙しい中複数の仕事をこなすなかで多芸多才(versatile)になり、また、忙しい中ではあるが自分がよりやりたい仕事をする機会に恵まれたからでは、と分析されています。
。。。にしても、内容良すぎですよね。やっぱ悪いこと書いてしまった場合、下手するとクビが飛ぶんでしょうか。企業としては、改善点を挙げてもらったほうが、より施策につながって、調査自体の価値も上がるように思いますが。あまり構造的に分析しようと思ってなさそうな気もした調査結果ではありました。
お読みいただきありがとうございます!
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