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豪雪地帯のビジネスマンは、雪をなめてしまっているのかも。

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昨日、東京都心では4cmの積雪があって、スリップ事故が1500件も発生するなど、大きな影響があったようですが、日本海側の「舞鶴市」にあるウチの本社は、積雪により一時期「陸の孤島」のような状態になってしまいました。

社員Sは、朝会社に向かうも国道が大雪の為に封鎖されて大渋滞。2時間経っても前にも後ろにも一歩も進む事ができず、結局強引に引き返して自宅待機。

社員Mはその前の日の時点で積雪による高速の渋滞(封鎖?)に巻き込まれて、家に辿り着いたのが朝の4時。翌日の出社も渋滞でギブアップ。

また、当日ちょうど出張に出ていた社長は、京都から電車で舞鶴に帰ろうとするも、綾部駅から先が「竹が線路をふさいて電車が進まない」という田舎ならではの理由で運転再開が見込めなくなり、タクシーに乗り換えて舞鶴を目指すも大渋滞で全く進まないといった感じで、ありとあらゆる方面から会社に向かおうとするアプローチが全て機能しない状態におちいっていたのです。

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雪降りすぎやろ・・・
雪慣れした土地だけに、普段は積雪だけでこんな風にはならないものですが、なぜこんな大事になったのか?うわさでは横転したクレーン車によって国道が封鎖されていたそうですが、情報ソースが「mixiのつぶやき」で、しかも妻経由のまた聞きなので信頼性は「?」です。

どちらにせよ、考えなくてはならないのは、雪が当たり前のように降る土地に暮らす我々は、ある意味、雪の影響を「なめてかかっている」部分があるんじゃないか、という事。

関西の我々も、震災の時の帰宅困難はニュースで聴きましたし、取引先の方から実際の体験談を何度も聞く機会はあったのですが、雪の影響で帰宅に朝の4時までかかる社員が出てくることは、恥ずかしながら想像すらしていませんでした。雪の影響で会社に来れないという判断は、どのタイミングですべきなのか、どのような状況で会社に連絡を入れるべきなのか、自宅待機の場合に、何時までに交通が再開したら、会社に行くべきなのか?なんらかの影響で電話による連絡すら取れなくなった時の対策は?

今回の場合は携帯電話がつながったので、全員が適切な対策を取ることが出来ましたが、もし問題がもっと大きかったら、しっかりとしたポリシーが確定していないと、無用な混乱を招くことになるでしょう。首都圏は電車による交通機関の麻痺が大きいですが、豪雪地帯は本来、「雪」が交通に対する最大の敵なのです。

雪は慣れ親しんだ厄介者と、簡単に思ってしまいがちな気持ちを改めて、事業継続性を考えた対策をしっかりと練っておくことが必要だと、改めて思い知らされた、今回の出来事でした。

* 一応調べてみたところ、舞鶴市は正式に「豪雪地帯」の指定に入っているようです。そうだったのか...
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