ああうらやましい!社内に犬の居る生活。憧れの社員犬達を集めてひたすらうらやましがる。
僕は社員犬がいる会社で働いていた事があります。
社員犬と言っても正式な社員証など持ってはいない単なる社長の飼い犬ではありましたが、その巨体のゴールデンレトリバーは会社に来るのが大好きで、毎日社長と一緒にのっそりと出勤してきては、いくつかの定位置に移動しながら一日中敷物のごとく寝そべっていました。
夏などはよほど暑いのかベローと舌を出したまま全く動かず、そばを通りかかる度に目だけがギョロッと動く犬でしたが、根を詰めて仕事して、ふと息を抜きたくなった時にお腹をボコンボコンと叩いていると、何とも癒された気分になったものです。
残念ながら都会ではなかなか自社ビルの会社も少ないものですから、相当の会社でも社員犬を雇うのは難しいと思いますが、一緒に働けないのならせめてうらやましがりたい!という事で以下、色々社員犬を探してはうらやましがる事に致します。
1. 日本オラクルのキャンディ
日本オラクルの社員犬は、恐らく日本一有名な社員犬でしょう。先代のウェンディは東京証券取引所の立会開始の鐘を鳴らしたことでも有名です。
現在は3代目の「キャンディ」が就任していますが、歴代の社員犬全てがモファモファの毛におおわれたオールド・イングリッシュ・シープドッグで、社員や取引先の「触りたい欲」を満たしてくれます。
写真はキャンディではなくウィキメディアコモンズからお借りした別のオールド・イングリッシュ・シープドッグのものですが、雰囲気はわかって頂けると思います。
もうほんと、何とモファーとしているんでしょうか。これはたまらんですね。本物の写真を見て癒やされたい方はFacebookページなどからどうぞ。
2.ニチイ学館社員犬
ニチイ学館では企業キャラクターとして「ふれあい三兄弟」というオーストラリアンラブラドールを元にしたキャラクターがいて、社員証を持った犬達がウェルカムドッグとして活躍しています。
匂いが少なく、毛によるアレルギーを起こしにくいとされるオーストラリアンラブラドールはセラピー犬としても優秀で、彼女達はウェルカムドッグだけではなく、ニチイ学館各施設でのセラビー犬としても活躍中だそうです。
確かに、介護施設にこんな犬が来てくれたら寿命が伸びますから。僕なら。
これも写真はニチイ学館のウェルカムドッグではなく、ウィキメディア・コモンズの「ラブラドゥードル」で、厳密にはオーストラリアンラブラドールではありませんが、外見はかなりこういう感じです。
オーストラリアンラブラドールはなかなか普段目にすることはありませんが、千葉県には、オーストラリアンラブラドールが沢山暮らす、ふれあいパークみたいな施設もあるらしく「これはもう行くしかない」と思いましたね。
本物のニチイ学館社員犬の写真を見たい方はこちらにてご覧いただけます。
3.ITY株式会社 ゲーテとソクラテス
コンサルティングとITプランニングのITY株式会社様の社員犬、ゲーテとソクラテス。
WebサイトのTOPにもドーンと画像が採用されていて、愛が感じられます。(2014年11月4日現在)
色々な人が来る会社という環境で、コードを噛んだり、ティッシュペーパーを引き抜いて逃げたり、人のお菓子を横取りしたりせす、利口にできる犬が2匹揃うというのは、結構貴重な事で本当に羨ましい。
写真は例によって本物のゲーテとソクラテスではなく、ウィキメディア・コモンズのイングリッシュコッカースパニエル。ゲーテとソクラテスはグレーの系統なので色も雰囲気も違いますが、とりあえず参考までに。
4. UTグループ広報係長「ヌーピー」
JASDAQスタンダート上場のUTグループの社員犬「ヌーピー」
週5日出勤する社員犬の鏡のような存在で、社内でいつも寝そべっている感じが幸せそうです。よく更新されるブログにも愛が感じられます。
UTグループ(UTホールディングス、UTエイム、UTリーディング、UTCN)広報担当係長のブログ
社員犬のいい所は人間が直面しているビジネスと全然時間軸の違うところに生きているという事で、寝そべる姿そのものに、煮詰まった頭を正常に戻してくれる効果があります。そういう意味でヌーピーは非常に素晴らしい高次元の寝そべり力を感じます。羨ましい、ほんと羨ましい。
ラブラドールレトリバーの写真を、これもウィキメディア・コモンズから。
ラブラドールは賢くて毛も少なく(結果として抜け毛が少なく)社員犬には大変向いている犬種です。これからも元気に出社して欲しいです。
以上、自分が触れ合っていたのが大型犬だったので、中型〜大型犬を中心に社員犬を集めてみました。
集めてわかったのは、やはり「本当に羨ましい」という事と、意外に数が少ないということ。やはり多くの人が働く会社では、犬が会社に居る事のコンセンサスを取るのは簡単ではありませんし、オフィスが賃貸の場合はそもそも犬を飼う事が許されない場合がほとんどでしょうから、社員犬の雇用も大きくは広がっていないのが現状のようです。
社員犬の雇用が拡大し、世の企業戦士達に癒しが訪れる事を願ってやみません。