これは世界に通用するサービスだ!CACHATTOのファイルサーバー連携機能
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先日、いいじゃんネット様の「CACHATTOユーザー会」に行って来ました。いいじゃんネット社長の坂本さんは、ビジネスメディア誠をお読みの方でしたら、ITメディアオルタナティブで大人気のブログ「坂本史郎の【朝メール】より」でもお馴染みかと思います。
今回は弊社の「コラボリズム ワークフロー」がCACHATTOでの動作検証が取れたという繋がりで呼んで頂いたのですが、そこで発表のあったCACHATTO次期バージョンの機能「ファイルサーバー連携機能」*というのが、実はかなり凄い機能なのではないかと思いますので、何が凄いのか、というのを書いておきたいと思います。
この「ファイルサーバー連携機能」簡単に言えば、ブラウザーから「CACHATTOサーバー」経由で、社内のファイルサーバーにあるデータを閲覧できる、というもので、通常のPCはもちろん、iPadやiPhone、Android端末からもファイルを閲覧することができます。下記のサイトはiPadによる連携デモ。
CACHATTOのファイルサーバー連携デモ(iPad)
単純に社外でのファイル共有という面を考えると、企業向けのクラウドサービスである、Office365とか、Googleドキュメントとか、あるいはDropBoxのようなコンシューマ向けのサービスを使っても良いように思います。しかし、多くの企業はクラウドに顧客情報や機密情報等の重要なファイルを置く事には抵抗があるもの。ファイルサーバーの中身を全てクラウドに置き換える企業というのは、少数派でしょう。
かといって、VPN接続によってセキュリティを確保した上で、外部からのファイルサーバーへの接続を許可する方法にも問題があって、この場合はユーザーが利用端末にファイルを簡単にコピーできてしまう。つまり、各ユーザーが使用している端末の厳密な管理が必要となってくるのです。
対して、CACHATTOのファイルサーバー連携機能を使えば、社内にあるファイルサーバーの情報をクライアント端末から読めるようにしながらも、クライアント端末には一切データを残さないという運用が可能となります。これはセキュリティ管理の手間をほとんどかけずにファイルサーバーのデータを公開できる、ほとんど唯一のソリューションと言えるでしょう。
海外の巨大な市場を狙えるサービス
社内のファイルサーバーをリモートで利用するサービスという意味では、Y Combinatorの出資を受けている「AeroFS」なんかがありますが、これはどちらかと言うと「社内にサーバーを置く事のできるDropBox」のような、外部からのデータポストを主体としたサービスのようで、CACHATTOが社内のWindowsファイルサーバーを、端末に情報を残さずに閲覧させる機能であるのと比べると、立ち位置の全く異なるサービスです。
しかしこのAeroFSとCACHATTOの2つのサービス、対象となる顧客層自体は近いはず。上記のAeroFSのが"膨大な機密データを組織内で正確に同期・保管する必要があるような医療、法務、金融、映画などの分野"に大きな市場がある、と考えられているという事は、CACHATTOにも同じく、海外の大きな市場があると考えても差し支えないと思います。
実際、いいじゃんネット様は、先日の「日本創生ビレッジ ビジネスコンテスト」で「Global賞」を獲得されており、12月頭にシリコンバレーのベンチャーキャピタリスト達に向けたプレゼン合戦に参加されるのだとか。BtoBソフトウェアの分野では、このような話を聞く事も少ないだけに、このイベントで、世界の市場に売り込んでいくための基盤を作ってこられる事を期待したいです。
懇親会も楽しかったですよ!
懇親会では、坂本社長ともお話できました。坂本社長は大変気さくな方で、語り口も面白く(会場で爆笑していたのは僕です。)楽しかったですし、抽選会ではipod shuffleが当たったりして、申し訳ないような嬉しいような、まあ、単純に嬉しかったのですが、素晴らしいユーザー会でした。
このような会に参加すると、モチベーションが上がってくるのを感じます。年末も近いながら、ソフトウェア企業として、気持ちを新たに頑張ろうと思えたひと時でした。
いいじゃんネットさん、これからも頑張ってください。
* ファイルサーバー連携機能は、CACHATTO V4.5 R3 U007 でプレビューリリースされていますが、現時点(2011/11/29)では正規の機能ではありません。
* * ここで書かれている情報は、波多野個人が得た断片的な情報を元にしており、勘違いを含んでいる可能性も大いにあります。製品の正しい機能については、いじゃんネット様にご確認ください。
* * ここで書かれている情報は、波多野個人が得た断片的な情報を元にしており、勘違いを含んでいる可能性も大いにあります。製品の正しい機能については、いじゃんネット様にご確認ください。
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