サイバーシェア2011参加報告 - 成功しているSaaSビジネスの成長曲線とは
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先週、サイバーソリューションズさんの新製品発表イベント CyberSolutions Partner Meeting 『サイバー・シェア2011 in 大阪』 にいってきました。
サイバーソリューションズさんは企業向けWebメールを販売されているソフトウェアベンダーで、主力の「CyberMail」は9500社という導入実績を持つ、国内トップクラスのメールソリューションです。ウチは大阪営業所が開設された3年程前からのお付き合いで、案件の相談なども含め良くしてもらってます。
社長の秋田さんは小学校時代、バッターボックスで受けた酷い野次に腹を立て、観客席に蹴りを入れてチームをクビになったという伝説の持ち主。話し方からも物腰からも、小学校時代から変わらない情熱が伝わってくるような素晴らしい方です。
冒頭その秋田社長が製品の実績や今後を熱く語ってくれた中で、僕が密かに注目していたのは、2009年から始めたSaaS製品、CYBERMAILΣの成長グラフでした。
最初は苦戦していますが、一旦波に乗り始めるとコンスタントにアカウントが増えて、2010年の10月頃から成長軌道に乗っています。開始してから2年立たずで小さなキャズムを超えたような感じですね。BtoBビジネスとしては結構早い展開だと思います。
近年のリスク分散への関心の高まりからかCYBERMAILΣは大規模案件の引き合いも増えているそうで、オンプレミス型からSaaSへの移行パスも提供されるようになるのだとか。
Salesforceも最初は部門導入が多かったのですが、ある程度勢いがついてくると大規模への導入がどんどん始まって躍進しました。CYBERMAILΣも、大規模への浸透と共に本格的にキャズムを超えるのかも知れません。
実際にSaaSが成長していく過程のデータというのはなかなか貴重な資料。大変興味深く拝見させてもらいました。
そしてブレゼン資料には、多くの機能UPに混じってこんな記述が。
おお!パッチの自動適用です。前回のエントリー「FireFox5のリリースに思う、薄れゆくバージョンアップのイベント性」で、「これからのソフトウェアベンダーは機能のリリースサイクルを最適化するため、パッチの自動適用が重要になる。」といったようなことを書いたばっかりだったので、一人でちょっと興奮しました。
BtoB向け製品にはカスタマイズがつきものですから、パッチの自動適用は簡単ではありません。しかしCyberMailは今後ノンカスタマイズを追求していくという大方針を打ち出しているので、カスタマイズ案件を減らしつつ、このような機能を強化していくのでしょう。
営業さんは「プレゼンに書く程のことじゃないかな」なんておっしゃられていましたが、とんでもない。時流の流れに乗っかった、ソフトウェアの正当な進化です。地味ながらメーカーにもユーザーにも大きなメリットに繋がる機能ですから、誇りをもって地味にアピールされると良いと思います。
ボトルをゲット
セミナーの後は同じビルのダイニングバー的なお店で交流会。ちょうどウチの開発メンバーは仕事が大変な時だったので申し訳ないと思いながらも、芸能人の話とか、子供の話とか、仕事に全然関係ない話で盛り上がってしまいました。ビジネスマンにとって、交流は大切なのです。
そして余興ではミズノブランド、象印製の高級マグボトルをゲット!
ブラックな存在感が美しいです・・・。いろはすと比べてみれば1リットルの頼もしさが際立ちます。これからの季節、家族イベントに重宝する事間違いなしのアイテム。やった!
と、このような感じで、楽しい時間を過ごさせていただきました。
このセミナーで紹介されたサイバーソリューションズさんの進化は時流に沿ったもので、ユーザーとベンダーの双方にメリットのある進化について考え抜かれている事が伝わってきます。同じソフトウェアベンダーとして我々もこうありたいと思いました。
また、秋田社長、ブログへの掲載を快諾頂き、ありがとうございます。
秋田社長の情熱ブログはこちらから御覧いただけます。
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