関東顔・関西顔
今日は軽い話で。たまたま今朝の日経MJを見ていたら、日本の東西で、女性のメークに違いがあるという記事が載っていました。
記事によると、
東京出身の人が大阪で、大阪出身の人が東京で、女性の顔の印象が何か違うと思ったら、相当な観察眼の持ち主だ。関西と関東で食文化に違いがあるように、実は女性の化粧文化にも東阪に違いがある。特にメークに凝る20歳代の女性では洗練された印象になりたい東京の女性と、華やかでセクシーになりたい大阪の女性と意識の違いが顕著だ。
とのこと。実際に同じモデルさんで東京風メーク/大阪風メークをした写真が掲載されているのですが、確かに印象が異なります。僕は別に「相当な観察眼」の持ち主ではないのですが、関西方面に行くと「何か女性の印象が違うなぁ」と感じていました(ジロジロ見ているわけではありませんよ)。着ている服のせいだと思っていたのですが、化粧の違いも微妙に感じていたのかもしれません。
こうした好みの違いがある結果、関東/関西では売れる化粧品の種類にも違いがあるのだとか(詳しい話はチンプンカンプンなので、興味のある方はMJをご覧になって下さい)。さすがにインスタントうどんのように、関東向けと関西向けで成分を変える(うどんの場合はだしの材料)という話はないようですが、各小売店で何をどれくらい仕入れるかという内訳は東西で違っているのでしょうね。美容業界で働かれている方にとっては当然の話なのかもしれませんが、なるほどねーと感じてしまいました。
さてさて、ここから若干こじつけになりますが、ウェブサイトのデザインも一種のメークのようなもの。MJの記事を読んで、ウェブサイトのデザインに東西差があるのだろうか、と思ってしまいました。「ネットの世界に地域色など出っこないだろう」と言われてしまうかもしれませんが、メークの文化だってテレビや雑誌、ネットの影響で地域差が薄れていなければおかしいはずです。それが根強く残っているということは、やはり人間には自分がいる土地から受ける影響を免れるのは難しい、ということなのかもしれません。
ということで、お馴染み関ヶ原あたりで日本を東西に分け、東にいるデザイナーがデザインしたウェブサイト/西にいるデザイナーがデザインしたウェブサイトを比較してみたら、何か違いが出てくるかもしれないと感じてしまいました(あくまで根拠のない発想なので、実際に調査して何も出なくてもご容赦を)。同じ意味で、京都に戻った「はてな」がこれからどんなサイトを世に送り出すか、以前と違いを感じるだろうか?と興味を持った次第です。