外国人に日本を紹介する前に読んでおきたい本:「日本文明77の鍵」
»
この本の生い立ちがまた変わっている。
当時のホテルプラザの支配人が、あるイベントで海外からの招待客に対する贈り物として、日本を紹介する冊子を英文でまとめて欲しいという依頼に応え、著者が音頭を取って作成した。この本はその英文冊子の翻訳本なのだ。
...日本文明を、その歴史的奥ゆきのなかから理解させるような書物がほしいのである。...(まえがきより)
56 戦争
... 1480年から1941年までの460年間に世界各国が対面した戦争の回数は以下の通りである。イギリス78回、フランス71回、スペイン64回、ロシア61回、オーストリア52回、イタリア25回、ドイツ23回、アメリカ合衆国13回。そして日本は9回であった。いかにヨーロッパ文明が戦争とともに発達した文明であるか理解できよう。ヨーロッパのこのような戦争の文明が東洋にもたらされたとき、東洋の平和は根底からくつがえされることになった。
これだけでも、手元において置く価値があると思う。
実は、外国人よりむしろ、今の日本人にとって絶好の日本教科書ではないかしら。
でも、これをさらに英訳して外国人に伝えるのは面倒くさい。以前出版された原著=英語版がないか、アマゾンで検索してみた。
あった!なんと、新刊がたったの$7.00! 早速ボタンを押してしまった....
SpecialPR