ワシントン州でまたひとつ銀行が逝く...
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リーマンショックから2年以上経ったが、いまだに金融危機の後遺症は残っているらしい。
シアトルの少し北にあるShorelineの銀行が、このたび閉鎖されたとのニュース。ワシントン州では今年10行目の銀行閉鎖だそうだ。
小さい銀行が逝くたびに、より規模の大きいところがその資産を吸収していく。自然淘汰は避けられないものの、”地元により密着した、地元の人たちの実情をより理解している”という謳い文句の銀行が、どんどん減っていく。
先の金融危機の原因のひとつに、ローンの証券化により、個々のローンの審査など実際不可能になった、借り手と貸し手の間に人間の判断が入る余地がなくなったことが挙げられると理解していた。でも、こうして地元の銀行が大手に吸収されていくと、かえってそのような判断が難しくなるのではないか...この矛盾、どう解決するのだろう、と、ちょっと不安に思った次第。
私がお付き合いしているローカルバンク、どうか健在でいて欲しい。
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