日本とドイツの違いはどこ?
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今週のエコノミスト誌では、ヨーロッパ諸国でもドイツの経済回復ぶりが目覚ましいと述べていた。
日本とドイツ。共に、輸出型産業が主で、自動車や産業用機械等、国際競争力のある業種も似ている。企業がおおむね長期的視野に基づく戦略を立てる点でも、アメリカよりどいつの方が類似点があるのだと思っていた。
今回の金融危機でも、不動産バブルがはじけたアメリカやイギリスと異なり、ドイツと日本は比較的被害は小さかったと理解していた。
なのに、日本が大変苦しんでいるのに比べて、ドイツはいち早く回復しているという。なぜこんな違いが出ているのだろう?
不思議に思ってちょっと調べてみたら、面白いページに出くわした。Global Financeというウエブサイトで、主要国の政府負債額対GDP比が、1992年から2011年にかけてグラフでわかりやすく表示されている。
このサイトによると、2010年の日本政府の負債は、GDP比199%。対してドイツは81%。
今の日本とドイツの違いの根拠の一つに、この辺りの数値の差があるのかも知れない。
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