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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

巨匠はまるで5歳の子供

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旦那は出張で家にいない。お隣さんが誘ってくれたので、夕方からシアトルダウンタウンにあるSeattle Art Museum に出かけた。

特別展示は、Alexander Calder。モビールの発明者だという説明が、ウィキペディアに載っている。確かに、大小いろいろなモビールがたくさん展示されていた。

でも、私が一番楽しんだのは、生前の彼が、白髪になっても自作のおもちゃでサーカスショウを披露しているところを撮った短編映画。

針金やハギレで作った人形や動物にはいろいろからくりが施され、彼がレバーをまわすと首を振ったり駆けたりする。また、それを操っている本人のうれしそうなこと。まるで5歳の子供みたい。

こういう子供の頃の遊び心を保てているかどうかが、芸術家とフツーの人の違いなのかな、と思ってみたりした。自分の心の中の子供を大事にしておきましょう。

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