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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

米国会議員のスタッフって何人いるのだろう?

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今夜、米下院が医療保険改革法案を可決した。これで、転職したり起業したりする時にも、医療保険が受けられるかどうかという心配をしないですむ。オバマ大統領も、「100年に一度あるかないかの大改革」という表現を、記者発表で伝えていた。改革法案賛成者の多くが、オバマ大統領とともに、女性初の下院議長ナンシー・ペロシ女史の功績を称えている。

ところで、投票直前に彼女が行ったスピーチを聴いてふと気になった。ここに至るまでの協力者の名を挙げて感謝の念をあらわしていたのだが、その中に彼女自身のスタッフも含まれていたのだ。彼女のスタッフって、いったい何人いるのだろう?

Logistormというウェブサイトを見つけた。米国会議員の各人についてスタッフの報酬額や、議員の旅行費など、公開されている情報をデータベース化したものだ。こちらのサイトによると、ペロシ女史のスタッフは、昨年の第4四半期時点で21人いるらしい。報酬額から推察するに全員がフルタイムスタッフではないようだが、一人の国会議員でこれほどたくさんのスタッフを抱えているとは驚いた。

以前ワシントン大学教授のロバート・ペッカネン教授が、講演で、日本の国会議員は、米国の国会議員がスタッフに頼る部分の多くを官僚に頼っているということを言っていたが、この数字をみてなんとなく納得した。

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