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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

むさしやさんの足袋

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急遽決まった仕事の関係で、昨日から東京に来ている。実家の大阪にも足を伸ばすことなく、2日間のミーティングが終わればすぐにシアトルに帰るという、駆け足の出張。それでも、仕事の合間に、シアトルでは手に入らないものを物色している。

昨年の大晦日に着物で踊りまくった結果、足袋が薄汚れてしまった。今年はお茶会はじめ着物を着て出かける機会を増やそうとしているのに、きれいな足袋がない。そうだ、足袋を買って帰ろう!そう思い立って、時差ぼけで朝早く起きてしまったのをいいことに、ホテル近くに和装小物のお店がないか、検索してみた。

あった!むさしや足袋店。住所は銀座4丁目10-1。ホテルからは徒歩で5分とかからない。午前8時開店とある。本当にこんなに早くからやっているの?と少し疑問に思いながら、8時過ぎに即刻出かけていった。

本当に開いている。中では、お店の方が足袋作りの作業中。
「ごめんください。自分用の白い足袋がほしいのですが。」
「サイズはおいくつですか?」

答えると、引き出しの中からいくつか試着用の足袋を取り出してくれる。ぴったりの足袋を見つけて、ほっとした。100%木綿の肌触りがやさしい。

お店にいたのはほんの10分程度。でも、この素敵な遭遇に、朝からとってもいい気分に浸った。むさしやさん、ありがとうございます!

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