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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

アメリカで「もぐさ」に遭遇するとは

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「本当に久しぶりね。引っ越したの。新しい家に遊びに来て。」という友人のお招きにあずかり、旦那と二人で出かけて行った。

お互い、音信不通だったこの一年間の出来事を、あれこれとアップデートし合った。新しい暮らし、新しい仕事、彼女にとっては嵐のような一年間だったようだ。

何はともあれ、歳は取っていく一方だから、お互い健康には気をつけなくちゃね、という話題に移った。そこで彼女が持ち出してきたのが、薄緑色のタバコのような長細いもの。

「足の痛みを和らげるのにいいからって、accupuncture(鍼)の先生に勧められたの。"Moxa"という、中国のハーブ療法よ。知ってる?こうやって火をつけて、足先に近づけるの。あまり近づけるとやけどするから、気をつけなきゃいけないけれど、効くわよ。」

少し形状は違うけれど、たぶんこれはもぐさ。小さい頃、田舎のおばあちゃんがよく肩にのっけていたものでは...

Wikiの英語版に、Moxibustionという項目でもぐさが紹介されている。また、こちらのページによると、おばあちゃんがすえていたお灸は直接療法で、友人がやっていたのは間接療法らしい。

教師となった彼女の医療保険は、鍼治療もカバーするらしい。東洋医学は、思った以上にこちらでも利用されているようだ。私自身、自分でお灸をすえた経験がないが、それがアメリカでもぐさに遭遇するとは驚いた。今度日本に帰ったら、いろんなお灸セットを買って彼女にプレゼントしようかしら。その前に、自分でも試してみようかな、と思っています。

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