それでも収益予測は大切
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ビジネスプランを書くにあたり、一番時間を取られるのは、やはり収益予測。事業の立ち上げから向こう3年間位の行く末を、マイルストーンごとに基礎条件を変えていって、売上、費用、利益、キャッシュフロー、資産、負債、資本の額が算出されるように、スプレッドシートを埋めていく。基礎条件(例えば、単価いくつ、数量いくら、月間伸び率いくら)をどれくらいに設定すれば3年後にこのくらいの利益が立つ.... なんて。
恥ずかしいけれど、これまでこうしてビジネスプランを立てて、プラン通り実現したためしがない。実績が予想を超えたのって、多分Windows 95日本語版くらいだろう。それ以外は、ことごとく計画倒れで、途中でいろいろ計画を変更せざるを得なかった。
それでも、懲りずに収益予測を立てる。多分、小説家が構想を練るのと同じようなプロセスを踏んでいるんじゃないかな。頭の中で、「こんなターゲットに受けたら、このくらい売れる。」とか、「このコストはこのくらいで充分。」とか、ありもしないことをいろいろ空想して悦に入る...
頭の中だけでなく、それを数値にしてスプレッドシートを埋めていくと、空想がちょっとだけ実現に近づいた気分になる。まだ絵空事であるのは変わらないのだけれど。
自己満足に浸るだけの意味でも、収益予測は大切、なのです。
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