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仕事のバランスは「充電と放電」

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先週から、プロジェクトのお手伝いで要件の再定義を行っています。例によって、高い報酬をもらいながらも、スキルも無く、責任を果たさない大企業の尻拭いなのですが、そんな作業をしている時に、ふとIBM時代の大先輩のお言葉を思い出しました。

私はずっと本社でしたので、現場(フィールド)で修羅場を積んだ大先輩がローテションで本社に着任される場面に多々居合わせました。その中で、全社的に名が通っていたあるSEの大先輩がおっしゃったことは、「現場では放電しっぱなしなんだよね、たまには本社でいろいろ勉強したりして充電しないと、こちらもだめになっちゃうから」というお言葉でした。

そのころは、新入社員に近い状態で、まだ充電し始めた空っぽの電池でしたので、意味はわかっても体では理解していませんでした。しかし、それから年輪を刻むと、やはり「知識もノウハウも経験も、ある周期で充電しないと相対的に力が落ちてしまう」と感じます。

今の仕事は完全に放電状態が続いています。このまま続くと過放電して、充電もできなくなるのではと心配にもなります。放電した結果、充電するだけの内容がバランスよく入ってくれば別なのでしょうが、現状は厳しいですね。

自分に課している週4冊の雑誌と2冊の本の精読や、IT Mediaの記事を読んだり、ここともう一つ書いているブログに対するいろいろな人のコメントなどで細々と充電している状態ですが、一度今の山を越えたら充電する時間を作って、まとまって勉強をしなおしてみることと、まったく新しいお客さまとの仕事をしてみて新たな知識や経験を吸収してみたいと感じています。充電のキャパも低いので、そんなに頑張るとオーバーフローして吸収できなくなる恐れもありますが。

が、その前に目の前の仕事ですね…

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