システム開発小噺(2): CTRL+ALT+DEL
»
昨日昔を懐古したついでに思い出した、開発小噺がまだ残っているので今日も一席。深夜エントリということで失礼デス。
初めて3000人月クラスの大規模システム開発にかかわった時のこと。
あるサブチームの運営を任されていました。ピーク時で配下は40名くらい。
ある、いわゆるVB開発に長けたスタッフがいました。
てきぱき、仕事が早く、好きなんでしょう。とても楽しそう。
そして、一通りできたクラサバのクライアント側のデモを、お客様にみてもらうことに。
「おー!おおぉ、良くできてますねえ。使いやすそうだ」
「でしょう?自信作ですから!」
「んー、あれ?あれ、○○さん、この画面、『閉じる』ボタンがないですよ??」
「えっ?そんなばかな・・・あれ、あれれ??」
一定の画面遷移の後に到達した、或る画面の中に閉じるボタンがない。
デモが止まってしまいました。
或る意味優秀なプログラマの作品。余計なコントロールは封印してあるので、ウィンドウ枠のバッテン等の機能も全部消されている。つまり、「閉じれない。」
他のメンバーも、彼がこの窮地をどう乗り切るのか、興味本位でぞろぞろ集まってきた。
「○○さん、とりあえず・・・どうしましょうか?」
「ええっと、じゃあ、こうして3つ、押してください!」
CTRL+ALT+DEL
でもさ、その頃は・・・それ押しちゃうとREBOOTしちゃうんだよね。(爆)
おしまい
SpecialPR