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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

プロジェクトの掛け持ち

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デキる人ほど案件の掛け持ちをすることもあるかと。ただ、フルタイムと違い結果が出しづらいですよね。きっとその人達も感じること多いかと思いますが・・・

たとえば、

2つの掛け持ちにおける移動時間だけで1つのオーバーヘッド。

超過勤務ゼロで過ごすには、この分をそれぞれの案件先でより効率的に成果を出さなければなりません。

当然フルタイムの人より高いプレッシャー下で働くことになります。

でもって、

デキる人ほど、「もっと参画率あげてください」とか「今日は重要なんで例外的に一日付き合ってください」とか、いろいろ要求されます。

この例外に一度でも付き合ったら最後、最初に決めた案件毎の勤務フォーメーションが乱れ、フォロー・キャッチアップに予定外の工数を求められるはめになることも多い。

「あのときいてくれればここまで仕事溜まらなかったんですけどね」

「あのときいなかったからこの仕事が発生しちゃったんですよ」

とか、・・・どんどん状況が厳しくなっていきます。

我々の商売、案件によっては確かにフルタイム参画の必要性がないこともあります。

フルタイムの方が勤務体系として楽だったとしても。

フルタイムの方がパートタイムより明らかに割増にお得な成果が出せる状況だったとしても。

みんな全員が「売れっ子」になってもこの現象は変わりません。

お客様や関係者には、我々仲間が「パートタイムだからといってフルタイムより楽に仕事しているわけではない」という点をわかっていただきたい。

一方で、仲間にも「パートタイムだからといってフルタイム同様に参画比率相当かそれ以上に成果は出して欲しい」と働きかけているという点もわかっていただきたい。

当然、無理は禁物です。

ただ、参画比率はお客様も我々仲間内も、お互いそれぞれがコミット(合意)したもので、そこで当初求められたレベルの成果を出すことが任務ですし、そのためにパートタイムならではの(仲間からみた)周囲への協力依頼もできうる限り守っていただきたい。

この辺のバランス感覚を全体最適(最近この言葉自体がメンタルに本当、病みそうです・・・)にマネージメントしていく立場として、案件依頼が実際の供給量を大きく上回る今、とても悩ましいです。

愚痴みたいに書いてしまいましたが、私は絶対諦めません。弱音も吐かず(あ、このエントリは???)、これからも全力でがんばろうと思います。

ただただ、それでも関係者全体での理解や協力をどれだけ引き出すかは、今後もより高いテクニックが要求されるような気がして、気を引き締めつつも、時々折れそうになることも事実です。

皆様方は、いろんなお立場あると思いますが、どのようにお考えいらっしゃいますか。

ブログで恐縮ですが、今後の我々業界の「灯」を考えた時、なんらかディスカッションしたいなあと思う今日この頃です・・・

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