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Facebookのソーシャルアプリはちょっとやり過ぎな気がする

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Facebookの新しい機能で、タイムラインは自分年表ということで、自分でも試してみて、すぐにどういうものかわかりましたが、ソーシャルアプリについてはまだきちんと理解してませんでした。下の記事を読んで、ある程度わかってきました。

タイムラインとソーシャルアプリでFacebookプロフィールはこう変わる

例えば、ニュースサイトのアプリを使っている場合、今までは記事を読んで面白いと思ったときに「いいね」をクリックすると、それが友達に伝わってきたわけですが、ソーシャルアプリを使うと、そこからタイトルをクリックしてニュース記事を読みに行ったら、その行動自体が「○○の記事を読みました」と友達に伝わってしまうということのようです。

また「Facebookが先導する次のソーシャルはアプリによるログ自動発信」という記事によると、自分でアプリを使っていなくても、サイト自体にプラグインが埋め込まれていると、やはりそのサイトにアクセスしたこと自体が自動的に友達に知らされてしまうようです。

もちろん、そういった自分の行動を友達に知らせるかどうかは自分で設定ができるようですが、自分が気づかないうちに自分の行動が伝わってしまうケースも出てきそうですね。

いちいち「いいね」で友達に知らせるのは面倒くさいから、自動的にやってもらえたほうがいいという人もいるかもしれませんが、そこには、実際に記事を読んで、この記事は面白いから友達に知らせようという主体的な判断がありません。この「主体的な判断」こそが大事で、そこにその人の個性が表われてくると思います。

例えば、私は毎日かなりの数のネット上の記事をチェックしていますが、「この記事を読みました」というのが全部流れてしまったら、雑多すぎて私がどんな人物なのかは判断しにくいでしょう。そのたくさん読んでいる記事の中で、これは面白いから友達に教えようと「いいね」やツイッターなどで流したものを見てもらえば、私がどんなものを面白いのかと思うのかがわかり、どんな好みや興味を持っているのかがわかってもらえるのだと思います。

Facebookのソーシャルアプリのオートシェアリングは、そういう「主体的な判断」を奪ってしまうという意味で、ちょっとやり過ぎのような気がします。どちらにしろ、Facebookを利用するときは、これまで以上にプライバシーに気をつけたほうがよさそうですね。

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