オルタナティブ・ブログ > てくてくテクネコ >

顧客サービスとITのおいしい関係を考える

ウィルコムのPHS「防災だフォン」が一つ残念なところ

»

携帯に押されてPHSサービス最後の1社となったウィルコムが、開き直りとも思える尖った製品やサービスを打ち出してくるのでうれしい今日この頃です。

配線不要のPHSケータイなのに見た目は固定電話にしか見えない「イエデンワ(WX02A)」や、毎月の基本料が3年間980円となるその名も”どん引き”な「どん引きキャンペーン」に続く新製品が、乾電池駆動&維持費不要プランのPHS「防災だフォン」です。

たいへん個性的な製品です。1つめの特徴は、乾電池で動くことです。単四形アルカリ乾電池×3本を使います。バッテリー充電は不要です。非常時に停電しても乾電池が入手できればバッテリー切れの心配はありません。2つめの特徴は、3万5,800円で一括購入してしまえば月額基本料が無料(通話料は使った分のみ)で維持できることです。

毎月の維持費がかからないのはいいですね。非常時に備えて携帯を異なる会社で2回線契約するよりも、メインの携帯1回線プラス維持費無しで寝かせておけるPHSの組み合わせの方がいいかもしれません。

唯一残念なところは、単三電池ではなく単四電池を使うことです。非常時に単四と単三のどちらが入手しやすいかを考えると、重さが増えても単三電池仕様の方がよかったのではと思います。

オプションで単三電池対応のカバーが発売になるとより実用的になりますね。

Comment(0)