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【設立5周年のご挨拶と御礼】起業の生存率はどのくらい?

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おかげさまで株式会社テクネコは設立5周年を迎えました。
ひとえに貴社はじめ皆様方の温かいご支援とご指導の賜と、心より厚く感謝申し上げます。

さて、設立した会社が5年続くということは、どのくらいたいへんなのでしょうか。

ネット上で検索すると「起業してから5年以内に倒産する確率は90パーセント」という数字が目立ちます。9割が倒産というキーワードが目を引くためか、よく使われているようです。

今回このエントリを書くにあたり、この数字の根拠を探したのですが、見つけることができませんでした。(日本国内で裏付けがある数字をご存知の方がいましたら、ぜひコメント欄で教えていただけますと幸いです。)

私の想像で申し訳ありませんが、少なくともこの言い方は倒産と廃業を混同しているのではないかと思われます。企業が自主的に業務を終了し後片付けをして解散した場合は、倒産ではありません。仮に90%の企業がなくなったとしても、全部が倒産ではないでしょう。

裏付けのある数字で見つけることができたのは、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)が行っている「新規開業パネル調査結果」です。この調査は、日本政策金融公庫が融資した企業(個人企業と法人企業)を対象に、その4年目の年末の時点でどうなったかを調査しています。

この調査によると、2006年に開業した融資先2,897社のうち、2009年末までに廃業した企業の割合は10.8%となっています。また、2001年に開業した企業で2004年末までに廃業した企業の割合は12.3%でした。

つまり開業4年目の年末までに廃業した企業の割合は約10~12%であり、ここ数年で大きな変化はないと結論づけています。

調査対象となった企業は、融資審査の時点で事業計画や経営能力のチェックをクリアしています。したがって、一般的な生存率より高くなっていると思われます。

結局、個々の企業が続いていくかどうかは、統計的な生存率では決まるものではなく、続く会社は続くし、ダメな会社はなくなる、ということですね。当然と言えば、当然ですが。


2010年の年頭にあたり私は<2010年の漢字を「協」にしたい>というエントリを書きました。その後、弊社を取り巻く人や会社の輪はますます拡大しつつあり、さらに二次的・重層的なつながりを持ちつつあります。

このような人の輪(和)に支えられながら、6年目も地道に積み重ねて行きたいと考えています。

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