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【WiMAX】無線ルータWM3300Rがシュぽぽぽぽ~ん

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昨年秋からWiMAXを使っている。無線ルータはNEC WM3300Rだ。ヨドバシカメラのキャンペーンで1円で買った。

半年ほど使ったWiMAXの感想は、「たしかに速いけど、ここ一番という所で圏外になる」だ。山手線駅前でバリ3でも、そこから少し離れたカフェではいきなり圏外になる。大きな窓があって外が見える位置なのに。他にも新宿の地上では使える場所でビルの9階に上がるとダメだったりする。まあ、最初から割り切って使っているので、これは良しとする。

それはあの地震の後の雨の降る寒い日だった。

いつものようにUSB経由でノートパソコンにWM3300Rをつないで、バリバリと仕事中にそれは起きた。

いきなりWM3300Rから白い煙が立ち上って、電子部品が焼ける臭いがした。アニメに出てきそうな、本当にきれいな形のキノコ雲だった。

それ以来、USB経由で認識されなくなった。同じ端子を使っての充電は問題なし。また、無線LANルータ機能は生きている。どうやら、USB関連の部品が焼けたようだ。こういう部品って、簡単に焼けるものなんだろうか。「通信機器はNECブランド」を信奉してきた私としては、かなり残念な気分だ。

とりあえずWiMAXの契約先のワイヤレスゲートに問い合わせたところ、「まずは端末メーカ様へご連絡をいただきこの度の件につきましてご相談をお願いいたします。」という丁寧な回答をいただいた。

ここで発見が一つ。「WiMAXの機器の保守は通信会社ではなく製造元になる」ということ。これがイーモバイルの無線ルータであれば、トラブルはまとめてイーモバイルに問い合わせればいいのだが、WiMAXのハードウエアトラブルは機器の製造元に問い合わせすることになる。今回の事例では、NECにサポートしてもらうわけだ。

そうか、WiMAXのサポートは携帯電話ではなくパソコンに近いわけね。

回線契約と端末購入が別になっているのはWiMAXのメリットであるが、トラブルの際は利用者が切り分けして問い合わせないといけないのは、ちょっと盲点だった。

うちのWM3300Rはまだ保証期間が残っている。NECに修理に出せば無料で修理してくれるだろうけど、無線ルータが1日でも使えないと不便だ。もともと1円で買ったものだし、送料を払ってまで修理すべきかどうか。

と思っていると、オルタナブロガーでご一緒させていただいている方波見さんが、auのhtc EVO WiMAX ISW11HTのデモ機を借りてきた。この機種は、au 3G回線+WiMAXの公式テザリング対応機種であり、以前から目を付けていた。ブロガーミーティングで実機を見せていただいたところ、なかなかいい感じだった。

というわけで、WM3300Rがシュぽぽぽぽ~んになってしまった私は、htc Evoを買ってしまおうかと考えている。htc Evoの発売日は4月15日に決まったようだ。

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