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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

ノートパソコンの左ボタンをクリックしない

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ある日突然これまでの考え方ややり方を捨てて、一気に変えてみたくなるのが、私の性格のようです。特に春先のような気持ちが外向きになる季節は、この傾向が強くなります。

このところ意識的に変えようとしていることは、「ノートパソコンをタッチパッドだけで操作する」ことです。

私が仕事で最初に使ったノートパソコンは、IBM ThinkPad 230Csでした。ThinkPadシリーズの特徴は、マウスカーソルの移動をスティックで操作するトラックポイントです。トラックポイントは慣れると非常に便利でした。トラックポイントでカーソルを移動して、手前のボタンをクリックする操作が習慣になりました。

この後にSOTECのWinBook Proを買った時は、トラックポイントと同様のスティックがあることが、選択の決め手になりました。

トラックポイント(および類似の仕組み)を採用したのは、他に東芝くらいと記憶しています。

今はどうかと言えば、LenovoのThinkPadくらいしか選べません。個人的にはLenovoになってからのThinkPadはどうも仕事の相棒に選ぶ気がしないので、WinBookの次に買ったのは、エプソンダイレクトの普通のノートパソコンでした。このパソコンは、トラックポイントは付いていません。使い始めてすぐにタッチパッドになじめなかった私は、それ以来、普段はUSBマウスをつないで使っています。

ノートパソコンやマウスを長い間使っていると、左クリックで使うボタンがへたってきます。WinBookは、左ボタンが効かなくなりました。ノートパソコンでこのトラブルが起きると、修理に出すしかありません。

今どきのノートパソコンはタッチパッドの機能が充実していて、例えば、タッチパッドの周りにあるボタンをクリックするのではなく、タッチパッドをタップ(軽く叩く)することで左クリックになるようです。タッチパッドの完成度は出始めの頃より高まっています。特にAppleのタッチパッドの操作感は優れていると聞いています。私の周りでは、Macに買い換える人が目立ってきました。私も次の買い換え候補として、Macが気になります。

と言うわけで、この際「ボタンをクリックするのは止めて、タップだけで操作してみよう」と決めました。ついでにUSBマウスを使ううことも減らそうとしています。

最初からタッチパッドだけで使っている人から見れば当たり前かもしれませんが、私にとって15年以上の習慣を変えることになります。ようやく少しずつ慣れて来たところです。

春ですね。

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