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WARPでNetCommonsをワープしよう

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WARPと言っても、IBM OS/2 Warpのことではなく、宇宙戦艦ヤマトでもありません。(どちらも古いネタで、すみません)

WARPは、Web Application Rapid Packageの略です。XSASというXOOPS用のWAMPパッケージから発展したものです。磯谷商店IT事業部の長尾正氏を中心に、オープンソース・ワークショップの永原篤氏、株式会社RYUS の天野龍司氏がメンバーとして開発が進められています。

弊社でも注目の国産オープンソースCMS NetCommonsは、LAMPまたはWAMPの上で動きます。他のオープンソースのアプリケーションでも同じですが、LAMP/WAMPが前提となるとインストールが面倒です。ちょっと動かして遊んでみたいと思っても、Apache、MySQL、PHPの設定で挫折して、NetCommonsのインストールにたどり着く前に諦めてしまいそうです。

WARPを使えば、Apache、MySQL、PHPの設定は不要です。ダウンロードしたWARPファイルを、Windowsパソコン上で解凍して、NetCommonsを起動するだけですぐ使えます。面倒なインストールを一気にワープです。

特に難しいところはないのですが、初めての方でもうまく行くように、気がついたことをまとめておきます。

  • WARPはこちらからダウンロードできます。NetCommons以外のアプリケーションが入ったWARPもあります。とりあえずNetCommonsだけ動けばいいという方は、「NetCommons 2.1.0 単体」をダウンロードしてください。
  • ダウンロードしたファイルはZIP形式です。Windowsパソコンの適当なフォルダに解凍します。[マイ ドキュメント]フォルダのようにフォルダ名の途中に空白が入ったり、パスが長くなったりすると、うまくいかないことがあるようです。なるべくドライブのルートフォルダに解凍した方がいいです。
  • Server_Start.batをダブルクリックすると、NetCommonsが起動します。
  • 自動的にブラウザが起動します。[NetCommons 2.1.0]のリンクをクリックすると、NetCommonsのトップ画面になります。右上の[ログイン]から、ログインIDとパスワードを入力して、管理画面にログインします。
  • NetCommonsを終了するときは、Stop.batをダブルクリックします。

私はWindows XPとIE7の組み合わせでWARPを試しました。IE7では、セキュリティー証明書エラーのポップアップブロックがやたらと出て、画面が正しく表示されませんでした。Firefox 3.0.4では問題ありませんでした。WARPでNetCommonsを評価する時は、とりあえずFirefoxがお奨めです。

ここまで動いてしまえば、オンラインマニュアル管理者用マニュアルを参照しながら、画面のカスタマイズを始めることができます。簡単な操作でいろいろな機能が使えることに驚くと思いますよ。

おまけです。

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