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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

ケータイはプレミアムの時代

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ソフトバンクが2007年冬商戦向けモデルを発表しました。
今回のラインナップの中で、「THE PREMIUM 821SH」と「THE PREMIUM 820SH」は、“プレミアム”がキーワードです。

これまで携帯電話は、メール、カメラ、インターネットアクセス、GPS、電子マネー、ミュージックプレーヤー、ワンセグなどの機能を追加しながら進化してきました。
パソコンと違って、携帯電話にはネットワーク側の制約や、大きさ・重量・電池の持ち時間などの制約があります。機能追加もそろそろ限界かもしれません。すでに普通のユーザには、現状でも使い切れないくらいの機能です。

新機能が出てこないと、買い換える積極的な理由がなくなります。一方、販売補助金をなくして電話機の価格と通話料を分離する料金体系も選べるようになりました。結果として、1台の携帯電話を長く使うようになると予想します。

そうなると、こだわりの1台で他人と差別化したいと考えるのではないでしょうか。腕時計にこだわるような感覚です。常に持ち歩いて使い、自分らしさをアピールでき、他人から見えるという意味で、ケータイと腕時計は同じだと思います。

これまでも、フェラーリやベンツ等のロゴ入りモデルや、スワロフスキーで飾ったモデルが、各社から発売されたことがあります。ベースになった一般モデルに比べかなり割高でしたが、欲しい人には好評だったようです。

プレミアム感があれば、少しぐらい高くても売れそうです。

今後は、デザインや質感にこだわったプレミアムケータイが、ビジネスパーソンの必須アイテムとなるかもしれません。接待の支払に使ってもおかしくないおサイフケータイが、意外に早く登場しそうな気がします。

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