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once a fanboy, always a fanboy ――いい歳なのに与太話はやめられない

都合の悪いことは無いことにするというのはどうなんだろう

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 これまでも過去に何度か取りざたされたことではあるけれど、遂にWHOが携帯電話の電磁波と脳腫瘍発症のリスクについて、限定的ながらも危険性があることを発表した。

WHO「携帯に発がんリスク」 総務省・メーカーなど戸惑い

 これに対して日本の総務省担当者は「どう解釈すべきかが戸惑っている」という発言をしているようだし、ドコモでは「悪影響が生じることはないと考えている」と回答。

 なんだかこれは、いつかどこかで聞いたことのある弁明のような気がしなくもない。自分に都合が悪い話は無視するのは彼らの勝手かも知れないけれど、それで被害が本当に出てしまったらどうするのだろう。

 ちょっと乱暴な話になるけれど、例えば、タバコの箱に書かれた但し書きのように、携帯電話についても「携帯電話を利用すると、聴神経腫瘍や神経膠腫の危険性が限定的ながら認められます」という文言を端末本体や箱、マニュアルに大きく印刷して、あとは利用者が自己責任でどうするかを決めるようにすれば良いのではないだろうか。そのほうが、余程に良心的な気がするのだけれど……。

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