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once a fanboy, always a fanboy —— いい歳なのに与太話はやめられない

 NTTドコモから出ている「GALAXY NEXUS」というAndroid端末を使う機会があったので、思いついたことを適当に書き散らかしてみる。

 まず、NTTドコモが、このAndroidという代物をどうしたいのかがよく見えないなというのが正直な感想。

 GALAXY NEXUSという端末は、他の一般的なAndroid端末とは違って、Androidというプラットフォーム開発向けのレファレンス機種であるはずで、OSも最新のAndroid 4.0を採用しているはずなんだけれど、NTTドコモではその事実をほぼ無視(?)して、海外で実施されている細かいOSアップデートも中断したままで放ってある。かなり不思議な状況だ。

 穿った見方をしてしまうと、NTTドコモをはじめとした日本の携帯電話会社の中の人達の思惑は、単に開発費を安くあげるための方策として、「オープン」なOSの携帯電話を採用しているのだろうかとさえ感じてしまう。

 Googleは新しい技術を発表しても、割と投げっぱなしのまま、気がついたらフェードアウトみたいなことをこれまで何度もやってきた企業だけに、Androidも気がついたら実はやめることになりましたなんて事態になっても個人的にはあまり驚かない。だから、そういうある意味で予測不可能な会社のサービスにガッツリ乗ってしまっている携帯電話会社は、ちょっとばかりリスキーなのかもしれない。少なくともNTTドコモ以外はiPhoneなりWindowsPhoneなりも並行して導入していて、浮気っぽいのだけれど何気に手堅いのかもなぁなどと思ったり…。

 まぁ、何が言いたいのかといえば、「これからはスマートフォンですよ!」と笛を吹いて太鼓を叩いてはいるけれど、そのスマートフォンのメリットよりは、いかにフィーチャーフォン時代と同じように、プロプライエタリなサービスに顧客を追い込み囲い込むかということばかりに腐心しているように見えてしまう現状は、決して「スマート」とは言えず、むしろ愚鈍な感が強いなぁと。

 別にAndroidだけが悪いと言いたい訳ではなく、スマートフォンというのであれば、本当にスマートに、OSのアップデートも含めてオプションはユーザー側で自由に選べるようにして欲しいし、それが難しいのであればプロプライエタリなものでかまわないから経済性も含めて納得できる形で安定したサービスを提供してほしい。

 こんな言い方をしてしまうと失礼なのかもしれないけれど、携帯電話会社はなまじ色気なんか出さないで世間でよく言うところの「土管屋」商売に徹してくれるほうが、エンドユーザーの立場としてはよほどうれしいと思えてしまう今日この頃。

jo

今回のiPhone 4Sの発表は、賛否両論含めてネットでも大きな話題になっているけれど、個人的に一番驚いたのは、新しい「iOS 5」が2世代古いiPhone 3GSにも正式対応した点だ。

もちろん、OSに搭載されている最新技術全てが3GSでも実用に適うのかどうかはよく判らない。

けれど、3GSは2009年6月に登場してから2年以上が経ち、OSもiOS 3.xからiOS 4.xへのメジャーアップデートを経て、次のメジャーアップデートを迎えることを考えれば、そのライフサイクルの長さは、昨今のITガジェットと比較すれば驚異的に見える。

一方で、Android端末は、2010年に発売されたXperiaが、すでに日本では現行最新OSであるAndroid 2.3へのアップデートから見放されている現状がある。

あくまでもこれは個人的な感覚であるけれど、Androidについては、Googleの思惑と端末メーカーおよび通信キャリアの思惑がそれぞれ乖離していて、特にライフサイクルという観点からするとエンドユーザーとしてのメリットをあまり感じられない。

今の日本のキャリア各社が2年縛りやSIMロックのような制約を課す状況が続く限り、ライフサイクルの短いスマートフォンは、多くのユーザーにとってそれだけで非常に魅力に乏しい商品であるし、Androidはまさにその轍にズッポリとはまってしまっている。

iPhoneにはiPhoneならではのメリットとデメリットがあって、特に「Apple」ならではのプロプライエタリな環境は、それを嫌う人にとって我慢できないものだろう。しかし、それを差し引いても、このライフサイクルの長さは他のスマートフォンにはない魅力だと言える。

jo

 これまでも過去に何度か取りざたされたことではあるけれど、遂にWHOが携帯電話の電磁波と脳腫瘍発症のリスクについて、限定的ながらも危険性があることを発表した。

WHO「携帯に発がんリスク」 総務省・メーカーなど戸惑い

 これに対して日本の総務省担当者は「どう解釈すべきかが戸惑っている」という発言をしているようだし、ドコモでは「悪影響が生じることはないと考えている」と回答。

 なんだかこれは、いつかどこかで聞いたことのある弁明のような気がしなくもない。自分に都合が悪い話は無視するのは彼らの勝手かも知れないけれど、それで被害が本当に出てしまったらどうするのだろう。

 ちょっと乱暴な話になるけれど、例えば、タバコの箱に書かれた但し書きのように、携帯電話についても「携帯電話を利用すると、聴神経腫瘍や神経膠腫の危険性が限定的ながら認められます」という文言を端末本体や箱、マニュアルに大きく印刷して、あとは利用者が自己責任でどうするかを決めるようにすれば良いのではないだろうか。そのほうが、余程に良心的な気がするのだけれど……。

jo

 米Wall Street Journal(WSJ)が12月18日付けで興味深い記事を掲載している(12月20日現時点では無料で閲覧可能)。

Your Apps Are Watching You
A WSJ Investigation finds that iPhone and Android apps are breaching the privacy of smartphone users

 ザックリと乱暴に要約してしまえば、いくつかのスマートフォン向けアプリにおいて、個人情報保護にまつわるルールを無視した情報漏洩が行われているという話だ。

 現時点においては、意外なことに(?)、Android向けよりもiOSアプリでその傾向が著しいらしい。

 気になる方は、是非ご自身の目でこの記事を実際に読んでいただきたいが、比較的人気のあるメジャーなアプリでも例外ではないようだ。

 結局、優れた内容のアプリが無償で提供されているということは、こういった形でツケを払っているという可能性も多いのだろうなと勘繰らざるを得ないし、「タダほど高いものはない」という格言を今さらながらに思い出してしまう。

 まぁ、大人が全てを承知の上で無料アプリを使って個人情報をダダ漏れさせてしまうのは仕方ないし、もしかするとそのようなテクノロジーによってこれまで以上に利便性が高まる可能性も大いにあるだろう。

 しかし、収入を持たない若年層が同じように行動マーケティングの対象とされてしまうのはあまり気持ちの良い話ではないし、さらにはあまり考えたくないが、こういった個人情報の漏洩がなんらかの犯罪につながらないとは100パーセント否定できないのも事実。

 ここにきて、総務省がスマートフォンについてのフィルタリング改善要求を求めているが(毎日新聞 12月19日「iPhone:フィルタリング改善要求へ 総務省」)、Webブラウズだけがフィルタリングされてもあまり意味のない時代になってきているのだなと感じた次第。

jo

 ここ最近、iPhoneのオルタナティブとしてAndroidというプラットフォームに興味を覚えているので、機会を見つけてはAndroid端末を色々といじったりしている。

 ただ、現在の日本で流通するAndroid端末の種類はかなり限られている上、世界で主流となっているOS「Android 2.x」が走る端末はまず見かけることがない。

 どうやら、日本での現状を考える限り、AndroidはiPhoneのオルタナティブというよりは、単なるマニア向けの特殊機器という印象が強い。

 そんな状況の中、先日は知人のXperiaを使って、Googleの公式アプリ配信サイトである「Androidマーケット」を割と時間をかけてブラウズできる機会があった。

 Androidマーケットの状況は、ブログ「ITジャーナリスト星暁雄の"情報論"ノート」の8月17日付けエントリー「Androidマーケットの有料アプリ販売はまだ厳しい──有料アプリの76%は販売本数50未満、値付けの最頻値は0.99ドル、キャンセル率20〜30%」からも判るように、有料アプリ市場としてはかなり厳しいのが実情らしい。

 そんな話を思い出しつつ、Androidマーケットを見て回っていると、ちょっとした驚くべき事態に遭遇した。以下のスクリーンショットを見ていただきたい:

Themedlpage


 これらは「テーマ」と呼ばれるUIをカスタマイズするためのアプリで、割と気軽に派手な効果を楽しめることから、比較的幅広いユーザー層に人気があるものだ。そんな人気のあるテーマの新着リストに並んでいる有料アプリの多くが、実は、著作権や商標権に違反した海賊品なのだ。上記スクリーンショットに映っているものについては、コピーライト表示などを確認する限りにおいては、どれも使用許諾を得ていないと考えられる。

 先に紹介したブログ記事にあるように、Android向けアプリ開発者の多くが、いかにして有料アプリを売るかに苦心している一方で、怪しい海賊アプリの数々が大っぴらに販売されているという……。

 Googleはこの状況を一体どう考えているのだろう?

 Appleの「App Store」におけるアプリの審査や規制が厳しいのとは対照的に、GoogleのAndroidマーケットはその自由さが高く評価されているようだけれども、このような乱暴な「自由さ」が、果たしてこのままずっと許されるのだろうか? もし、許されてしまうのなら、まじめなアプリ開発者はAndroidから離れていかざるを得ないだろう。

 Androidが「スマートフォン」というマニア向け市場から抜けだして、より幅広いユーザー層に受け入れられる汎用プラットフォームとなっていくためには、この「自由」という概念をどう整理していくのかが、大きな課題になるのだろうなと感じた次第。

jo

 ソニー・エリクソンの「Xperia(SO-01B)」を割と自由にいじることができる機会があった。

 ただ、使える時間はそれほど無かったので、どうせならと割り切って、携帯音楽プレイヤーとしての使い勝手や音質について、自分が普段使っているiPhone(3GS)と比較してみることにした。

 まず、音楽ファイルの管理だが、これはXperiaに付属する標準ユーティリティがWindows環境にしか対応していないため、Macを使っている自分としては全く試すことができなかった。したがって今回の試用では、Xperiaを専用USBケーブルでMacに接続してUSBストレージとしてマウントする方法を利用し、Xperiaの「music」フォルダにテスト用音源を直接コピーした。

 Xperiaでの音楽再生には「Mediascape」というマルチメディア対応プレイヤーソフトを利用するのだが、これはiPod以来のApple的インタフェースに慣れている自分のような身には、ちょっとばかり使い難かった。おそらく、あくまでも慣れの問題なのだろうけれど、UIの違いに加えて、タッチパネルの反応の仕方もiPhoneとは異なり、使っていて正直ストレスを感じた。最初からXperiaを使っていれば、iPhoneと比較することもなく、もっと素直に使えるのかも……。

 さて、音質だが、内蔵スピーカーからの再生音は、iPhoneの方が音量が大きく音も太い感じ。Xperiaはスピーカーが小さいのか音量が小さめで高音中心にしか聞こえない。内蔵スピーカーでの音楽再生は、どちらかと言えば補助的な機能なのかもしれないが、自分はヘッドホンをしないで内蔵スピーカーで音楽を聴くのが好きなので、この用途ではiPhoneが向いていると思う。

 次に、ヘッドホンで聴き比べをしてみた。使ったヘッドホンは密閉式タイプ(Roland RH-300)とカナル式(Shure E3c)の2種類。いずれで聴いても、iPhoneの方がどちらかと言えば中音域にピークがあり、Xperiaはより高めの音域にピークがある傾向を感じた。

 例えば、試聴用に使った音源の一つ、Blondieの「X Offender」のイントロのスネアの音などは、iPhoneとXperiaでは全く違う印象で驚いた。なお、その後で同曲のイントロを普通のオーディオセットで聴き比べたところ、スネアの音に関してはXperiaの方がそれに近いニュアンスだった。

 これはあくまでも素人の推量でしかないけれど、もしかするとiPhoneはヘッドホンで聴く際にドラムやベースなどアタックの強い音をデフォルメして音圧感が判りやすいようなチューニングが施してあるのではないだろうか。別の試聴曲、大橋純子&美乃家セントラル・ステイションの「シンプル・ラブ」にしても、iPhoneはリズム隊のノリの良さが、Xperiaはボーカルやストリングス、ホーンのキラキラ感がより目立つ感じだ。

 何曲か聴いた後の感想としては、ヘッドホンでずっと聴き続けるのであれば、ある程度(故意に?)高音が抑えられたiPhoneの方が楽そうかなというところ。Xperiaは高音がストレートに耳に入ってくるので、ずっと聴いていると疲れるのが早いかもしれない。

 もっとも、「音質」というものは突き詰めれば、あくまでも個人の嗜好でしかない。そこに好き嫌いはあったとしても、良し悪しなどを言い出すのは不毛だし意味がない。結局は、聴く人それぞれがどちらを好きか決めれば良い訳だ。そして今回の場合、自分はiPhoneの音の方が好だったという結論になる。

 最後に弁解がましくなるけれど、今回試聴に使った音源は全てiTunesでリッピングした音源であるため、もしかするとiPhoneに最適化されており、Xperiaにとっては不利な条件だったかもしれない。本来であれば、このような比較をする際には、より公平な条件で時間をかけて行うべきであろう。残念ながらそこまでの時間的余裕や機材が無かった。あくまでも、ちょっと音楽が好きな一個人による与太話ということでご容赦いただければと思います。

jo

 巷ではiPad旋風が大いに吹き荒れる今日この頃。

 長年Macを使ってきた身としては当然ながらiPadは大いに気になる存在。けれど、まだ購入するには至っていない。その主たる理由は、Apple製品の第一世代には手を出したくないというもの。まぁ、それが実は、単なる「すっぱい葡萄」的な言い訳であることも否めない(笑)。

 ただ、自分のPC環境がMacであることにいささかの不満も無い一方で、全てのガジェット製品がAppleのエコシステムに取り込まれてしまうことには、正直ちょっとした躊躇いもある。既に携帯電話はiPhoneになってしまっているし…。

 そういう訳で、Androidの存在はとても気になる。まだまだ海のものとも山のものともつかない状況ながら、iPadを意識した製品も今後数多く登場しそうな気配だ。願わくば、Mac環境と完全にシームレスで稼働するようなAndroidベースのモバイル端末が出てきて欲しい。まぁ、そんな天の邪鬼なことは言わず、素直にiPadを使えば良いのは判っているのだけれど(笑)。

 Androidに対するちょっとした疑問は、そのハードウェア仕様が端末メーカー側にかなり委ねられている点。既に携帯電話端末においては、OSのバージョンアップで実現した新機能への対応状況で何やらメーカー毎の差が出そうな気配。AppleでもiPhone OSの対応では旧機種と新機種で差は出てしまうけれど、さすがにほぼ同時期発売の機種間でOSへの対応が異なってしまうような事態が発生したら、それはエンドユーザーからするとかなり悩ましい。

 ともかくも、しばらくはユルユルとAndroidにまつわる情報などを追いかけてみるのも面白いのかも……。

jo

 先日、親戚の集まりで、携帯電話が不便だという話になった。

 どういうことかというと、高齢者が携帯電話を使おうとする際、インタフェースが複雑で使い方を覚えられないので、結局自分にとって便利そうな機能があったとしても、それを使えないままでいるというのだ。また、たまに間違って意図しないボタンを押してしまうと、普段使いなれない画面へ遷移してしまい、元に戻れず苦労するという。

 なるほどと思い興味を覚えたので、その後、最寄りの大型家電量販店に行き、店頭に並ぶ端末を見て回ったが、確かに高齢者向けのシンプルなモデルとされているタイプでも、そのUI設計はお世辞にもシンプルとは言えないような気がした。

 ホットモックをいじってみると、確かに画面に表示される文字は大きいけれど、機能を呼び出すための段取りは、旧来からあるあの何度もボタンを押していくつもの階層を辿るという手法であり、あまり直感的とは言えない。しかも筐体自体は片手操作を前提に設計されているため、ボタンの大きさや配置も必然的に小さく集中した形となり、もしかすると細かい操作が苦手な高齢者には扱いずらい可能性もあると感じた。

 店頭には無かったが、割り切って通話機能しか搭載しないモデルも用意されているとのことだったが、しかし、実は高齢者でも通話以外の機能を使えるのならそれはその方がありがたい訳で、特に親戚の集まりでは万歩計の人気が高かった。

 高齢者向けの携帯電話だからといって、単に機能を省いてシンプルにすれば良いということではないだろう。本来は、各人がそれぞれ使いたい機能へ簡単にアクセスできるという設計が必要なのだと思う。そして、そういうカスタマイズを簡単に実現できるのが、実はスマートフォンなのじゃないだろうか。

 もちろん、だからといって、カスタマイズの自由度が高いスマートフォンをそのまま高齢者へ手渡すのは無理がある。素のスマートフォンのままでは、それこそ何をどう使って良いのかわかりにくい。

 そこで、高齢者のニーズに沿った機能だけを使えるようにしたスキン的なものを提供するサービスがあれば良いのではないかと思う。例えば、電話機能と万歩計とカメラと写真アルバムだけにアクセスできて、その機能間をシンプルに行き来できるインタフェースを提供すれば、散歩好きな高齢者から歓迎されるかもしれない。

 高齢者向け支援事業を提供する諸団体とオープンソースコミュニティが協力しあうことで、このような高齢者向けスマートフォン実現に向けたプロジェクトがあっても良いような気がする。

 スマートフォンというからには、単に機能が天こ盛りだから「スマート」なのではなく、スマートに使えなければ意味がない。そして、スマートフォンだからこそ出来ることは色々ありそうだ。

jo

 iPadが発表されて以来ここ数日、多くの人達がネット上で電子出版について熱心な議論を繰り広げている。その勢いは、Kindleが登場した時を優に上回っているようにも思える。

 確かに、出版にまつわる流通システムやビジネスモデルが電子書籍の登場によって今後どう変わっていくのかは、大いに関心を抱かせるトピックではある。

 しかし、そんな遠大で高邁な経済・ビジネス・社会論よりも、自分とってずっと気になることは、果たして何百ページもある本一冊分の情報量を、あの液晶画面だけで読み通せるだろうかという不安だ。

 正直な話、ちょっと情報量の多いPDFなどを資料として読まなければならない時、できれば紙に印刷したいと思うし、実際に印刷する機会も少なくない。ただし、何百ページもあるマニュアルを印刷するのは、さすがに物理的にも経済的にも無理がありすぎるので涙をのんで我慢しているけれど(某社のDAWが紙のマニュアルを廃止してかなり困惑中…)。

 そんな訳で、自分には「本」というまとまった情報を液晶画面だけで読む自身が全く無い。

 一方で、物心ついた時には携帯電話やパソコンが当たり前というデジタルネイティブな世代であれば、液晶画面でも大量のテキスト情報を難なく読めてしまうのだろうかという疑問がある。

 これについては、翻訳家の渡辺由佳里氏がツイッターで以下のような発言をされていて興味深い:

娘の高校のEnglish(日本で言えば国語)の時間に教材を読むのにKindleを使うことについてディスカッションがあったが、中学から宿題はすべてコンピュータで書くテクノ時代の彼らでも圧倒的に「紙媒体でないと嫌」という結論だったらしい。

 この話だけをもってして何かを判断するのは拙速ではあるけれど、やはりまだ人間にとっては、テキストを読むのなら紙のほうが気持ち良いということなのかもしれないなぁと思ったり。

 もちろん将来的には、現在の紙と同等もしくはそれ以上に、電子書籍を読みやすく表示できる技術が開発されることだろうし、また同時に、人間の感覚も電子書籍に最適化(?)されていくことだろうから、自分のような老人が「紙のほうが…」と何かブツブツ文句を言っていたとしても、それは単なるノスタルジーという訳だ(笑)。

 で、最後に蛇足ながら、多分に偏見なのかもしれないけれど、音については、MD以前と以後で、それぞれの世代が共有する感覚が微妙に違っているような気がする。そして、ケータイ着うた以前と以後でも、そういうギャップが生じている可能性はあるのじゃないかなと思ったり……。


PS. この文章を書いた後に、「モバイル世代の読解力低下に懸念、グーグルCEO ダボス会議で」という記事を発見。ふーむ……。

jo

 20数年来使ってきた固定電話回線用の電話機が先日壊れた。確かにここ1年ほど、妙に雑音が増えたなとは思っていたのだけれど、遂にウンともスンとも言わなくなった次第。

 ナショナル製で、確か商品名は「デザインホン」だったと思う。受話器本体だけで完結した構造を採用し、通話という機能に徹したシンプルさが好きだった。長年の酷使にも耐えて本当によく頑張ってくれた。どうもありがとう。

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 さて、うちでの固定電話回線はその使用目的のほぼ9割以上がADSL接続。しかし、だからといって固定電話回線で通話できないのも不便なので、新たに替わりとなる電話機を探すことにした。

 ただ、ワイヤレス電話機はどうも好きになれない。充電しなければ使えない面倒さに加えて、家の中でまで電波発信機を頭にくっつけなければならないのが生理的にダメなのだ(実は携帯電話もできれば使いたくない…)。通話機能だけを搭載した有線電話機、それもできれば、これまでと同じように受話器だけで動作するタイプを想定してネット検索してみた。

 しかし驚いたことに、固定電話回線向け電話機からワイヤレス機を除外すると、ほとんど種類が無い。デザインもおざなりで、本当に売るつもりがあるのだろうかといった感じ。もはや一般家庭でワイヤレスじゃない電話機なんて、ほとんど誰も使わなくなったということなのかもしれない。

 その後、秋葉原へも出向いてみたが、もはやあの街では携帯以外の電話機を扱っている店舗を見つけるほうが難しいという現状を確認することになってしまった。

 結局、受話器本体だけで電話機として機能する有線モデルを現行品で見つけるのは難しいということがわかったので、とりあえず受話器と本体の2ピース構造で一番シンプルなタイプの中から、受話器を耳にあてて一番しっくりきたパイオニア製の「TF-08」を購入。

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 ちなみに、電話機能しか搭載していない電話機のことを電機店などでは「簡易電話機」と呼ぶらしい。

 それにしても、自分はどうも世間の嗜好からずれていることが往々にして多いのだけれど、電話機についてもまさに浦島太郎な気分を味わってしまったなぁ…。

jo


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大塚 純

大塚 純

音楽とITで仕事ができれば幸せと信じている気楽な(?)フリーランス稼業。

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