once a fanboy, always a fanboy ――いい歳なのに与太話はやめられない

携帯音楽プレイヤーとしてのXperiaとiPhoneを比較してみる

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 ソニー・エリクソンの「Xperia(SO-01B)」を割と自由にいじることができる機会があった。

 ただ、使える時間はそれほど無かったので、どうせならと割り切って、携帯音楽プレイヤーとしての使い勝手や音質について、自分が普段使っているiPhone(3GS)と比較してみることにした。

 まず、音楽ファイルの管理だが、これはXperiaに付属する標準ユーティリティがWindows環境にしか対応していないため、Macを使っている自分としては全く試すことができなかった。したがって今回の試用では、Xperiaを専用USBケーブルでMacに接続してUSBストレージとしてマウントする方法を利用し、Xperiaの「music」フォルダにテスト用音源を直接コピーした。

 Xperiaでの音楽再生には「Mediascape」というマルチメディア対応プレイヤーソフトを利用するのだが、これはiPod以来のApple的インタフェースに慣れている自分のような身には、ちょっとばかり使い難かった。おそらく、あくまでも慣れの問題なのだろうけれど、UIの違いに加えて、タッチパネルの反応の仕方もiPhoneとは異なり、使っていて正直ストレスを感じた。最初からXperiaを使っていれば、iPhoneと比較することもなく、もっと素直に使えるのかも……。

 さて、音質だが、内蔵スピーカーからの再生音は、iPhoneの方が音量が大きく音も太い感じ。Xperiaはスピーカーが小さいのか音量が小さめで高音中心にしか聞こえない。内蔵スピーカーでの音楽再生は、どちらかと言えば補助的な機能なのかもしれないが、自分はヘッドホンをしないで内蔵スピーカーで音楽を聴くのが好きなので、この用途ではiPhoneが向いていると思う。

 次に、ヘッドホンで聴き比べをしてみた。使ったヘッドホンは密閉式タイプ(Roland RH-300)とカナル式(Shure E3c)の2種類。いずれで聴いても、iPhoneの方がどちらかと言えば中音域にピークがあり、Xperiaはより高めの音域にピークがある傾向を感じた。

 例えば、試聴用に使った音源の一つ、Blondieの「X Offender」のイントロのスネアの音などは、iPhoneとXperiaでは全く違う印象で驚いた。なお、その後で同曲のイントロを普通のオーディオセットで聴き比べたところ、スネアの音に関してはXperiaの方がそれに近いニュアンスだった。

 これはあくまでも素人の推量でしかないけれど、もしかするとiPhoneはヘッドホンで聴く際にドラムやベースなどアタックの強い音をデフォルメして音圧感が判りやすいようなチューニングが施してあるのではないだろうか。別の試聴曲、大橋純子&美乃家セントラル・ステイションの「シンプル・ラブ」にしても、iPhoneはリズム隊のノリの良さが、Xperiaはボーカルやストリングス、ホーンのキラキラ感がより目立つ感じだ。

 何曲か聴いた後の感想としては、ヘッドホンでずっと聴き続けるのであれば、ある程度(故意に?)高音が抑えられたiPhoneの方が楽そうかなというところ。Xperiaは高音がストレートに耳に入ってくるので、ずっと聴いていると疲れるのが早いかもしれない。

 もっとも、「音質」というものは突き詰めれば、あくまでも個人の嗜好でしかない。そこに好き嫌いはあったとしても、良し悪しなどを言い出すのは不毛だし意味がない。結局は、聴く人それぞれがどちらを好きか決めれば良い訳だ。そして今回の場合、自分はiPhoneの音の方が好だったという結論になる。

 最後に弁解がましくなるけれど、今回試聴に使った音源は全てiTunesでリッピングした音源であるため、もしかするとiPhoneに最適化されており、Xperiaにとっては不利な条件だったかもしれない。本来であれば、このような比較をする際には、より公平な条件で時間をかけて行うべきであろう。残念ながらそこまでの時間的余裕や機材が無かった。あくまでも、ちょっと音楽が好きな一個人による与太話ということでご容赦いただければと思います。

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