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ソフトウェア製品開発現場の視点

「さん」付けについて

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アセンディアの酒井さんのブログに、社内で「さん」づけにするか役職で呼ぶかという話が話題になっていたが、最近ときどき困るのは、社外の人とミーティングをするときに、社内の人に対して、「さん」をつけないという習慣である。一つの会社にずっといた時代は良かったのだろうが、転職が多くなると、社内の A さんと社外の B さんの関係のほうが、私と社内の A さんの関係よりも「濃い」というケースが良く出てくる。そこで社内の A さんを呼ぶのに、「さん」を付けないことに違和感を感じることがある。社内を身内、社外を他人と単純に割り切れない状況が多くなってきているように思う。

「さん」付けに関しては、会社に「さん」を付ける習慣も転職が増えてくるとややこしくなる。自分が元いた会社に「さん」付けするのは、なんとなく不自然だ。たとえが良いかどうかわからないが、結婚して姓が変わった人が自分の旧姓に「さん」をつけるような不自然さを感じる。私のケースは、幸い (?) これまでいた会社は、最後にいた IBM を除いて、吸収合併などで会社としては存続していないのだが、IBM のことを「IBMさん」と呼ぶのには抵抗がある。

人の名前は、社内であっても社外であっても「さん」付けで呼ぶことで OK として、会社の名前には「さん」をつけなくても失礼でないということになれば、悩みが少なくなって助かるのだが...。

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