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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

高校野球はこのままで良いのだろうか

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高校野球はこのままでよいのだろうか?

高校野球に携わる当事者として、「高校野球はこのままでよいのだろうか・・・?」といつも感じる。開催の日程だが、全国大会の予選開始が7月中旬、決勝は7月の後半と酷暑のなかでの大会。せめて6月末に始められないものか。高体連の場合、全国大会の予選は早い競技で6月初旬、6月の中旬にはほぼすべての競技で大会が終わっている。

 8月に始まる甲子園での全国大会も猛暑の中でのゲーム。選手たちの健康や安全を考慮するならば、試合は午前9時開始と、午後4時開始のナイトゲームの2試合。1回戦は7月後半から始め8月1週目までに終了。2回戦以降は8月3週目にスタートする2部制など

変更のアイディアはいろいろあるだろう。実験的に一度北海道のエスコンフィールドで開催するのもいい。確かに「甲子園」は野球選手ならだれでも憧れる夢の舞台ではあるが

「今年はエスコンフィールド」というのも思い出になる。「春は甲子園夏はエスコン」とすれば、甲子園というステージが消えるわけではない。インターハイは毎年開催場所が変わるが、それはそれでいい思い出にもなっている。

 猛暑の中、熱中症で足が痙攣し満足にプレーできない選手をみるたびに、なんとかならないのか・・・と思う。高校の校長時代にこのような提言をしたかったが、コロナの2年間は「大会をやるかやらないか」の議論で終わってしまった。「高校野球大会の新たなありかた」を議論していただきたい。

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