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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

高校野球と帽子

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帽子の被り方、ヘルメットの被り方は実はとても大事なこと。

細かいこと・小さなことだが、そういうことこそ大事。

甲子園大会でも一球ごとに帽子が脱げ落ちる投手がいた。それを見て「なぜ監督は、それを指導せずにいたのか」と思った。

ピッチングはリズムが重要。投手には「捕手からの返球を受けてから7秒以内になげる」「マウンドで余計な動作をしない」と指導していた。テンポよく投げることで野手のリズムも生み出す。

脱げた帽子を拾い、それを被りなおす時間は不要なもの。

つばを折り曲げた帽子も、視野を狭くするだけ。

ヘルメットの被り方も大事。深くかぶると視線が上がらず、その結果あごもあがらない。

あごが上がると腹筋に力が入らず、力感のないスイングになってしまう。スポーツでは「あごをしめる」のが基本動作。ヘルメットを深くかぶるのはそのための一つの工夫。

ヘルメットの被り方を見ただけで、監督の指導の細かさがわかる。

たかが帽子 されど帽子・・・である。

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