組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

甲子園大会 明豊ー神村戦のラストプレー

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明豊ー神村の試合は12回表に神村が3点、その裏、明豊が二死無走者から4点を入れ試合を決めるという、まさに「高校野球」の凄みを見せてくれた試合だった。

最後、3ボール2ストライクからの一球は捕手がミットごと落球する「ボール」となって、押し出し。

ネット上では「しっかり捕球していたらストライクだったかも・・・」というコメントが多かったらしい。

捕手がミットごと落球するのは極めて珍しい。あれはただの落球ではない。「落球」と言われてしまう捕手の名誉のために、あのプレーを解説したい。

3ボールからの2球は、ストライクともボールともとれる微妙なコース。そのボールを捕手は精一杯腕を伸ばして取った。腕を伸ばしてできるだけ前で取る理由は、ストライクゾーンを外れていくボールを、できるだけストライクゾーン近くで収めたいから。

最後のボール、それを投げた瞬間、捕手は「ボール」と思ったのだと思う。できるだけ前で捕球しなければ「ストライク」にならない。捕手は腕だけでななく、ミットも精一杯前に出した。ミットは指先に引っかかっているだけだったろう。

指先だけで支えたミットはボールの勢いに負け、ミットごと落球となった。

あのプレーは、なんとかボールをストライクゾーンで収めたいというギリギリのプレーだった。捕手の必死のプレーだった。そのプレーの意味を多くの人にわかってもらいたい。

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