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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

高校野球と挨拶

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10年ほど前、ある高校の野球部のお手伝いをしていた。

野球部の卒業生が集まり、試合をすることになった。その日、OB達が30人ほど続々とグランドに集まってくる。一人グランドに姿を見せる度に、選手達は練習を中断し全員で挨拶する。30回ほどその挨拶は繰り返された。

それを見て、「挨拶」ってなんだろう。挨拶って、全員でしなければ「挨拶」したことにならないのだろうか・・・と思い始めた。

他校の練習見学に行った時のこと

そのチームは、練習をストップして来訪者に挨拶することはなかったが、一人ひとりが挨拶するチームだった。

全員で一斉に挨拶するのも一つの挨拶。一人ひとりが「こんにちは」というのも挨拶。全員では挨拶するが、個人になると挨拶できない、ということになると、それはまた問題。なんのための挨拶なのか、ということになる。

その場に応じた礼儀を身につけること。

スポーツと同じで、そのケースに適したプレーを選択すること。挨拶もプレーも、そういうことなんだろう。

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