組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

生活の豊かさ

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「生活の豊かさ」というものを実感したのは、留学していた頃だった。それまで日本にいる時は感じなかったことだった。留学していた場所は田舎町。生活はお金もなく、食事も学食とファストフードが中心。ウォルマートは遠く、車がなければいけない距離だった。車を持っている友人に連れて行ってもらうという不便で不自由な暮らしだった。それでも、日本にはない「豊かさ」を感じた。

それ以来「豊かさ」とはなんだろうか・・・と考えてきた。

それは最近耳にするようになった「ワークライフバランス」なのかと思う。「ライフ」が先だとは思うが。

留学時代に触れた生活は、金曜の午後からweekendが始まり、月曜のランチの時は

どんなweekendを過ごしたのか楽しく話したり聞いたりする時間だった。

今から30年も前の事だが、働き方も日本とは違っていた。朝は7時くらいには出社し、5時には帰っていた。大学の授業は朝8時から始まっていたから、先生たちは1時間前には学校に来ていた。カフェは朝の5時には開いていて、朝早くからコーヒーを飲みながら仕事の準備をしているようだった。

田舎町で暮らす人々の生活は質素で、贅沢でもなく、便利でもなかったが、そこには確かな豊かさがあった。

都会=豊かさ、便利=豊かさ、としか考えていなかった自分に、本来の豊かさとは何かを教えてくれたのがアメリカ南部に暮らす人々だった。

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