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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

わかり易く話す力

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仕事柄、話すことが多い。話すことが仕事と言ってもいい。

毎朝40人の生徒に向かって話しをする。それは説明であったり、指示であったり、こちらの思いを伝えたり・・・と様々だった。

グランドでは、毎日野球部員に話をする場面があった。実はこの時間が指導者にとって最も大事な時間であった。プレーや技術を教えることも、ノックを打つことも大事だが「語り」こそ指導者にとって最も大事なことだと気付いたのは随分と後になってからだった。

いつ、どのタイミングで何を言うか、どんなトーンで話すか・・・誰を見て話すか・・・太陽の位置はどこにあるか・・・など話す前に考えることはたくさんある。長々、クドクド話すのはダメな話し方。

指示をするのであれば「一事一指示」。一つの話の中で複数の指示をしてはならない。

分り易い言葉で、シンプルに的を射るような話し。

例えば小泉元総理の話し方、話はとてもシンプルで分り易かった。「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」というフレーズ。

Jリーグの開幕での川渕チェアマンの挨拶はわずか30秒。

私たち教員は「話す力」を鍛えなければならない。「あー」「えー」などと言いながら、難しい言葉を使っているようでは、聞き手に伝わらない。

言葉は思いを伝える大切なもの。その言葉をどのように伝えるか。言葉も大事だが、同じように伝え方も大事。

自分ももっともっと話す力を磨かなければと思う。

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