組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

チームを創る

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元 スターバックスCEO岩田松雄氏の著書「徳がなければリーダーになれない」を読んだ。

岩田氏は高校・大学で野球部に所属し、野球は未経験ながら誰よりも熱心に練習し、選手たちから「キャプテンになってほしい」と言われたほどの選手だった。本の中で、ある練習試合で20対0でリードしていたが、控え選手は交代出場することはなかった、というエピソードがあり「この監督は、控え選手の気持ちがわからないエリート選手だったのかも・・・」と思いが語られていた。

岩田氏はレギュラーではなかったため、この試合にはでることはなかった。「ひょっとしたら出番があるかもしれない」と期待していたのだが・・・。「この時は、本当に部活に対するモチベーションが下がった」とあった。

人を育てるには「チャンスを与えること」と岩田氏は語る。

自分も野球部の監督として、このような場面を何度も経験した。「控えメンバーの出場機会をいかに増やすか」はチーム全体のレベルアップに欠かせない要件だが、それはまた工夫のいるところだ。

高校野球の練習試合と言えば変則ダブル(三つ巴)が主流だった時に、「ダブルでお願いします」と相手監督にお願いしてゲームを組んでいった。レギュラー戦とサブ戦のダブルヘッダーだった。レギュラーとサブの入れ替えも試合ごとにやっていった。レギュラーは安心していられないし、サブにもチャンスがある。チーム力は向上していった。

また、ある時期はレギュラー7人にサブ2人という構成でゲームをしていった。レギュラーに揉まれて試合経験を積ませるのも大事であり、それは効果的だった。ゲームに出ているサブメンバーにレギュラーメンバーが試合中に声を掛け続け、励まし、ゲームの中でプレーを教え、レギュラーもサブも一緒に成長していった。

人を育て、チームを創るには一人一人を大事にすることなのだと思う。

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