オルタナティブ・ブログ > 熊谷修司の最高のチームを創る >

組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

青学大 原監督のチーム創り

»

青学大陸上競技部の原監督の著書を数冊読ませていただいた。

毎年選手が入れ替わる学生スポーツで結果を出すのは大変なこと。2003年の監督就任から2009年の箱根に出場させるのに6年がかり。2009年は記念大会で出場校数が23校、青学が予選13位であったことを考えると、20校枠ならば出場できていなかった。箱根出場にはまだ時間がかかったかもしれないが、このチャンスを生かし次回からは連続出場。ギリギリのチャンスをものにするところが、「粘り」とか「それまでの積み重ね」であり単なるラッキーではない。

原監督のチーム創りには、成功したことだけでなく、失敗したことも書かれていた。過去を振り返って「あの頃の選手には申し訳なかった」ともある。

原監督のチーム創りの基本は「規則正しい生活」

日体大が数年前に箱根駅伝で優勝した時も、監督が求めたのは「規則正しい生活」だった。

ラグビー日本代表チームが前回ワールドカップで素晴らしい結果を残し、多くの関連記事が書かれたがそこに気になる記事が一つ。

「トレーニング場にゴミが散乱していた。そこから変えた」と。

日本を代表し世界と戦う選手でこれかぁ・・・。それじゃあ勝てないでしょ・・・という思い。

学生に限らず、どの競技でも「ライフスタイル」が最も重要。イチローがそれを言葉とプレーで表している。

Comment(0)