勉強したいと願うすべての子供たちが勉強できる世界に「STUDY FOR TWO」
使い終わった教科書を通して世界中の恵まれない子供たちの教育支援をする「STUDY FOR TWO」を紹介します。STUDY FOR TWOは、学生社会起業団体 STUDY FOR TWOが運営する2010年4月にスタートしたサービスです。
大学生から使い終えた教科書を回収して再販売
STUDY FOR TWOの仕組みは以下の通り。
- 大学生から使い終えた教科書を回収
- 回収した教科書を安価で大学生向けに再販売
- 収益の8割を開発途上国の子供たちの奨学金に
一般的には捨てられてしまう大学生の使用後の教科書を再利用し、先進国と開発途上国の経済格差を利用した面白い取り組みだと思います。参加大学は早稲田大学、明治大学、青山学院大学など本日(8/28)現在で32大学。その他にも6つの大学が準備中だそうです。
勉強したいと願えば勉強できる世界に
代表の石橋考太郎さんがSTUDY FOR TWOを立ち上げたきっかけは、自身のラオスを中心とした東南アジアでのボランティア活動の経験にあるそうです。
石橋さん自身も奨学金を借り入れて大学に通っていたそうですが、日本では奨学金を借りて勉強する機会が与えられているのに、開発途上国でお金がない家に生まれると勉強する機会さえ与えられない……。この教育機会の不均衡を解消し、勉強したいと思っているのに勉強することができない環境にいる子供たちを支援したいと思ったそうです。
私も石橋さんの考えに深く共感します。世界にはいろいろな社会問題がありますが、優先順位として「貧困・飢餓の撲滅」「途上国の子供たちの教育機会の確保(不均衡の解消)」が何よりも最優先されるべきだと考えるからです。
私の野望
私たちが生きているあいだに、貧困・飢餓、途上国の子供たちの教育機会の問題を解決できればいいと思います。ただ、たとえそれが不可能だったとしても、次の世代の人たちに解決してくれるためのバトンを渡す。遅ればせながら、それが私の大きな野望です。