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プロボノワーカーとNPOをマッチングする「サービスグラント」

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今回はプロボノワーカー(スキルボランティア)とNPOをマッチングするサイト「サービスグラント」を紹介します。サービスグラントは2005年1月のスタート(NPO法人としての設立は2009年5月)で、運営は米国サービスグラントの日本法人、NPO法人サービスグラントです。

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プロボノ、プロボノワーカーとは?

プロボノ(pro bono)とは、Wikipediaによると「各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身」と説明されています。ラテン語で「公共善のために」を意味するpro bono publicoの略だそうです。

要するに、それぞれの分野でプロフェッショナルなスキルや経験を持った社会人が、それを活かして社会貢献をするスキルボランティアのことで、それに参加する人をプロボノワーカーといいます。

プロボノワーカーとNPOをマッチング

サービスグラントはプロボノ関連サイトとしては代表的なサイトで、「プロボノワーカー」のスキルを必要とするNPOが具体的な「成果物」ごとにプロジェクトを立ち上げ、プロジェクトに集まるプロボノワーカーのチームによってNPOの活動を応援する「プロジェクト型助成」の仕組みです。プロジェクト型助成の概要は以下の通りです。

  • 4〜6名のプロボノワーカーによって構成される
  • プロジェクトの期間は約6ヵ月間
  • 使う時間は「週5時間」
  • ミーティングは「月1回程度」

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具体的なプロジェクトの内容としては、NPOのWebページを作ったり、印刷物や営業資料を作成したりします。また、三井住友銀行、NEC、パナソニック、ゴールドマンサックス、OKWaveなどの企業、日本財団、NPO法人ETIC.などが協働パートナーとして登録しています。

事前にプロボノワーカーとして登録しておく

サービスグラントの仕組みに参加するには、あらかじめプロボノワーカーとして登録しておく必要があります。プロボノワーカーの登録スキルには下記があります。

〈マネジメント系〉
  アカウントディレクター、プロジェクトマネジャー
〈マーケティング・リサーチ系〉
  マーケッター、ビジネスアナリスト
〈デザイン・クリエイティブ系〉
  ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、情報アーキテクト(IA)、
  コピーラーター、テクニカルライター
〈システム・IT系〉
  マークアップエンジニア

例えば、アカウントディレクターの仕事内容は以下のように記載されています。

「クライアント(NPO)との間での成果物の目標設定から、チームメンバーの編成、   チームの立ち上げ、そして、品質管理、アセスメントまで、プロジェクトの基盤づくりを担う役割です」

参加することでプロボノワーカーも変化する

サービスグラントのサイトには、プロジェクトに参加したプロボノワーカーのアンケート結果が公表されているのですが、私が一番興味深いと思ったのは「サービスグラントに参加したことで、どのような変化がありましたか?(複数回答)」という質問に対する以下の結果です。

 1位 自身の視野が広がり、人間的な成長につながった【92%】
 2位 社会問題やNPOに対する見方や考え方が変わった【67%】
 3位 社会に対して役にたっているという実感ができた【47%】

確かに本業との時間がうまくやりくりできれば、自分の持っている経験やスキルを他人のために提供するというのは、楽しくやりがいがありそうな感じがします。プロボノワーカー専用サイトなども用意されておりサポートもしっかりしていそうなので、私も登録してみることにしました。今後、プロジェクトに参加することがあれば、ぜひこのブログで報告してみたいと思います。

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