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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

3種類のインターネット上の「消費」

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先日ある調べものをしていて、インターネット上の「消費」には次の3つがあることに気づきました。

1. 可処分時間の消費
2. 可処分所得の消費
3. 帯域の消費

何らかのビジネスモデルでマネタイズをするという立場で考えると、2.についてはすでにコマースがあり、カバーされているわけです。
3.ですが、周知のように現在では光ブロードバンド100Mbpsも定額なので、顧客がどれだけ消費にはげんでみても収益が増えるというモデルにはなっていません。P2Pアプリケーションをあまりに過激に使うユーザーに対して、一部のISPが制限をかけ始めていることはご存知だと思います。

焦点は1.なんですね。ネットレイティングスの調査によると、日本で一番Total Minutesが長いのは、従来はヤフージャパン、続いてmixi。最近ではニコニコ動画がヤフージャパンを抜きました(確かそうですよね?)。これらの企業は膨大なユーザーが多くの可処分時間を自サイト上で消費する行為を、広告モデルによってマネタイズしています。これはすでに確立した手法ではあるけれども、ほんとうにそれだけなのか?
誰かの可処分時間の消費と別な誰かの可処分所得の消費とを、いわばマッチングさせるようなことが可能ではないのか?みたいなことを考えていくと、すごくおもしろいです。

上のいずれの消費も「多い」と「少ない」の軸が立てられます。2つを組み合わせるとマトリクスになって、消費者セグメントをマッピングしてみたり、既存プレイヤーをマッピングしてみたり、ということができます。それもやってみると、意外な未開拓ゾーンが見つかるかも知れません。

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