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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

巨人・大鵬・Yahoo! Japan

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ちまちま体脂肪ブログを書いていると(携帯からも更新できる)、このまま地味に身辺雑記ブログだけの人になってしまうのかしらんなどと思ったりもしますが。

先週までまとめていた文書では、日本の世界一速いブロードバンドと、世界一速い携帯電話(のデータ通信サービス)が、いったい全体何をどう変えたのか、結局のところ勝者は誰だったのか、ということを述べていました。

従業員1人当りの指標を取ってみればすぐにわかることですが、Yahoo! Japanがダントツ。事業ドメインが少しずれたところでDeNA。それからmixi。売上高営業利益率もすばらしいです。通信会社を含む全産業界でこの3社に勝るものはないと言っていいぐらいです。(例外は任天堂)ロングテールで言うヘッド、それもヘッド中のヘッドにあたります(スーパーヘッドとでも言えばいいのか)。そして例のごとく二位以下のプレイヤーとは大きな差が付いています。これがネットワークでレバレッジの効いたビジネスのかくあろう姿。

かように明確にスケールフリーネットワークのメカニズムが顕在化しているわけで、同じ業界にいる人も別な業界にいる人もいろいろと策を考えなければならないと思っています。

現在起こっているのは、本質的に、可処分時間の獲得競争であるので、パイは限られています。ヘッド中のヘッドがごっそり持っていくと、他業界のプレイヤーも大なり小なり影響を受けます。例えば、人の"めんたま"を引き付けておく必要のある機器を製造しているメーカーなどは確実に影響を受けると思います。

日本ではGoogleではなくYahoo! Japanなんですね。たぶんひっくり返らないと考えています。

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