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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

メモ:PVがコモディティ化したということか?

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メディア・パブ:ページビュー神話、いよいよ終焉に向かう

広告出稿者の側から言うと、PVでは媒体価値が推し量れなくなっているということですね。PVがいくらあってもあまり意味がない。上の投稿では、滞在時間という指標も絶対とは言えないと記しています。とすると、出稿者にとって、より直接的なメリットが媒体価値ということになっていくのでしょうかね。

すなわち、広告閲覧者1人当りの可処分所得、当該サイトの登録会員の行動履歴から推計される特定分野の予想支出額、企業が訴求する価値観と顧客が持っている価値観とが同じであることを証明できるような何らかのパラメータ…。とまぁだんだん近未来チックになっていくわけですが。

広告出稿企業から言えば、顧客が「欲しいものが欲しい」と言いながら自社に来てくれて、その時企業が「あぁこれですね」と差し出すことができれば、それで話が済むわけです。そういう欲求と供給のマッチングができればトラディショナルな広告は不要になる。そこまで行くんでしょうね。数年かかります。

追記:

CPG業界のマーケター的な視点で言うと、ある特定のキーワード群を持った固有のページグループ(更新されていくページを含む)に対する再訪率(キーワード群に対する来訪者のstickinessとでも言うべき数字)なんていうのが取れるとすると(簡単に取れますね。指数をどう業界標準にしていくかがカギ)、そのキーワードに親和性のある商品を売り出す時に、よい媒体か、そうでない媒体かがわかりますね。あまり近未来チックではありませんが。

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