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豊洲市場のヒ素より、マグロの有機水銀の方が問題 - 妊婦はマグロを週一回以内に制限推奨

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豊洲市場の建物の地下ピットの水からヒ素が環境基準(1リットルあたり0.01 mg)に対し最大で0.003 mg見つかったと報道されています。

環境基準以下であっても見つかるのは嫌だとかいうことなんですが、地下の底であり、安全性を監視可能であることを考えるとコントロール可能なリスクだと判断できます。

一方で、市場から出荷されて口に入る食品で過剰摂取を気をつけるべきという食材があります。それは、マグロや金目鯛などの深海魚類などです。

厚生労働省は魚介類の摂取について、タンパク質、EPA、DHAを取れるメリットの反面、妊婦や妊娠する可能性がある人は過剰摂取しないよう注意を発表しています。
○妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項(平成22年6月1日改訂)(PDF:178KB)

キンメダイ、クロマグロ、メカジキ、 メバチ(メバチマグロ)
1回約80gとして妊婦は週に1回まで (1週間当たり80g程度)

これをもって、マグロは危険な食べ物だと誤解する人もでるかもしれません。しかし、デマが広がって日本人がマグロを全く食べなくなるというのは考えにくいので、ここは食品の安全性には量の概念が必須で そこを理解してリスクを管理すれば安全に食べられるといういい勉強材料になることを願っています。

量の概念といっても、ヒ素は極微量で致死量となる猛毒だろう、とかツッコミがあるかもしれません。そういう毒物だからこそ極微量の 0.01 g という環境基準があるわけです。リスクをより正確に理解し、状況を測定して把握することが今求められています。

Comment(1)

コメント

nagaragawa

有害物質のリスク管理は重要とおもいますが、発がん物質はWHOの下部組織でIARC(国際ガン研究機関:本部はフランス)ではグループ1~4に分類され、ヒ素は第一級の発がん物質です、ヒ素が体内に入ると代謝されず、一生に亘り体内に蓄積され、火葬場の熱分解でやっと大気放出されます、ヒ素を含む食材を毎日摂取することは避けなければなりません。市場で従事される方々には深刻な問題です。東京労働基準監督署は労働者の立場でどんな行政指導がされるでしょうか。

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