INAX製トイレの水漏れに気をつけろ!経年劣化での破損故障多発
INAX製トイレを使って10年あまり、新型に買い換えてという家人の訴えを受け流してもう5年以上という我が家で、水漏れ故障が発生しました。
そりゃあ、水を止めるゴム玉も劣化するだろうと、公式サイトのFAQに従い、補修部品を注文し、自分で交換したのですが…これが大きな落とし穴でした。奇しくも私が尊敬するスーパーインフラエンジニアのT氏が同じ故障に遭遇され多大な苦労をされて、「オーバーフロー管が折れる」という警告をいただいており、余計な力はいっさいかけないように注意したのですが…はい、気づくとポッキリ折れていました。
T氏に教えていただいていた、こちらのサイト
続・INAX オーバーフロー管 折れ… - あ・の・ろぐ via kwout
での故障説明と上の修理解説そのままの問題のようです。2008年12月時点で故障報告が多数だったわけでそれから2年ほど経った今も故障は相次いでいるようです。
INAX オーバーフロー管 で検索すると多くの似た事例が見つかります。INAXメンテナンスに頼まれた上の事例では1万円以内での修理ができ、結果的にはこれが一番安く確実なようです。
我が家の場合、サードパーティーの修理専門会社に来ていただいて見てもらったのですが、
「応急処置はできません」「他の部品もいろいろ傷んでいるので、かなりの修理工事になります」
と言われてひとまずその会社での対応は保留し、トイレのリプレースI社からT社へという準備を始めました。
なぜ直せないのだろう???とか思いつつも家のトイレが使えなくなるというショックは非常に大きく、INAXメンテナンスに頼み直せば直る という単純なことがすぐには浮かばなかった次第です。1万円弱応急処置に支出するのが惜しいというのもあります。
「どっちみちバケツで水を汲んで流せばいい」と思ったのですが、やってみるとやはり不便です。その後、私は、ダクトテープでの補修などの徒労を一日ほど経て、結局INAXメンテナンスに依頼して直してもらいました。ゴム玉は新品で使えたということもあり、安く済み、応急処置としても納得いく範囲の支出で収まりました。平日の依頼だったこともあり、依頼して当日夕方に工事して修理完了というスピード対応でした。
INAXは故障多発情報を公開し、予防修理を勧めるべき
以上、私事を書き連ねたわけですが、こういう故障情報をINAXが公開し、注意喚起をし、分譲マンションの管理組合などへの積極的な予防修理を進めておけば困らなかっただろうにと強く感じました。
故障が頻発する時期は見えているわけでそのちょっと前に、まとめて修理をすれば、出張費の削減にはなるため安価な修理が可能になるはずです。また、トイレのリフォームへの決断の材料にもなります。オーバーフロー管折れの補修がどの程度の耐久性があるのか分かりませんが、イレギュラーな補修をするくらいなら早めに買い換えようという判断もしやすくなります。
我が家で、故障した機種では、「排水芯」の位置が複数あり、型番だけでは買い換え可能な機種が分からず困りました。こういう情報も事前に調べておけば余裕をもって工事ができます。
10年上経っての経年劣化なので、リコールとか無償修理とかいうことは難しいと分かっているのですが、これだけ故障が多発しているのに、故障情報を公開しないというのは顧客の手間を増やし、満足度を下げる問題だと考えました。
時間が経たないと分からない問題というのは起きうるわけで、そこで「公正、正直、打算」のソーシャル時代の三原則に基づきより積極的な情報公開と対応をすることが重要でしょう。