福井のタクシー運転手さんに心配いただいたこと
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先日、金沢・福井旅行に行ってその最後に、現存最古の城、丸岡城に寄った帰りのことです。タクシーの運転手さんから、「東京はあれだけ人が居るから地震が怖いよね」とぽつりと心配のことばをいただきました。
4000人近い死者という甚大な被害を出した、福井地震。その震源地である福井県坂井市丸岡町の丸岡城も石垣が崩れ、石のしゃちほこが落下するという大きな被害を受けたそうです。
今、福井は、原子力発電所再稼働で大丈夫かと東京や大阪からいろいろと言われています。その時ちょうど、地元のラジオが、RCサクセションの反原発ソング、サマータイムブルースを流していました。その重い空気の中で、「怖いのは東京だよ」という見たくない事実を突きつけられ心に深く突き刺さりました。
災害のリスクを少なくするために、とりわけ、巨大都市東京圏、大阪圏の地震・津波対策は優先度を上げ、ハード面だけで無く情報の伝達と避難といったソフト面の対策も重要と痛感します。
遠くのことも心配なんでしょうけど、都会の人たちはまず自分たちの生命と財産の心配が必要と思わされました。
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