オルタナティブ・ブログ > データイズム >

記録するジャーナリズムから、測って確かめるデータイズムへ

mixiが"ソーシャルネイティブなで80年代生まれ優待"への疑問と苦言

»

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/09/news072.html

mixi「新プラットフォーム」、9月10日のイベントで発表 80年代生まれを優待 - ITmedia News via kwout

正直、mixiはほとんど使ってなくて関心も薄かったのですが、 プレスリリース

なお、本イベントでは、‘Social’についての理解が深いソーシャルネイティブである1980年代生まれの方(80’s)や、エンジニアの皆様向けに特別優待枠を設けております。

という表記を見て、ちょっとこれは、年代差別してどうするの???? と非常に疑問というか率直に言って不愉快に感じました。

各世代の名前として、新人類世代とか、ゆとり世代とかいろいろ、世相を反映した名前がつくのは分かります。ですが、「ソーシャルネイティブ」と特定世代を位置づけるのは大いに疑問です。中学生時代からパソコン通信で日経MIXに書いてたとかいろんな人を見るに、人それぞれだろうと。
そして、和製英語を今更広めてどうする?? という疑問もあります。英語の social native の用例は、後ろにbeesとか red fox とかついて、人間に飼育されているのではなく、野生社会で生まれたという意味で使われています。

このプレスリリースでは「SAP(ソーシャルアプリケーション プロバイダー)」というIT業界および世界的標準と違う用語が使われています。

業界の常識は世間の非常識ということはよく経験することではあります。三文字略語の多様と利用など気にすることでもないかもしれませんが、エンタープライズITのソーシャル化とかで情報がクロスする中で、混乱を招きかねない言葉は避けるとかもう少し配慮が必要だったのではないか?そして、隣村のことはある程度調べておこうよ、そう感じ、自戒した次第です。

>>>>>> ツイッターはネットマーケティングとサッカーネタを中心に頻繁に書いています。是非フォローして、交流を広げる一助にお使いくだ さい。

http://twitter.com/sakamotoh

お断り:
本 ブログでの坂本英樹による投稿やコメン トは、あくまで個人の主観に基づくものです。現在および過去の勤務先の意見や見解を表すものではありません。

Comment(2)