iPad,iPhone米国購入者調査 - iPadユーザーの4割は年収10万ドル超
米国ニールセンが,64000人のモバイル機器所有者に対して行なった調査結果が発表(元記事)された。調査期間は2010年4月から6月だ。
左図はiPad,iPhoneなどモバイル機器購入者の年齢分布,右図は収入分布をあらわしている。この図を見ると,一般モバイルユーザーに対して,iPad,iPhoneは明らかに異なる層が購入していることがわかる。
年齢で見ると,iPad,iPhone購入者は55才以下が80%を超え,若い層の支持が高いことがわかる。特にiPadにおける56才以上の購入者はわずか15%(アンケート対象者では33%)であり,18-24才,25-36才購入比率の高さが目立つ結果となっている。
さらに興味深いのは収入別分布で,iPadユーザーの40%,iPhoneユーザーの32%は年収10万ドルを超える高収入層(アンケート対象者では19%)であることがわかった。アーリーアダプター,オピニオン・リーダー層の支持が高いApple社だが,それが裏付けられた調査結果となった。
またこちらは次のスマートフォンもApple製にすると回答したユーザーの分布チャートだ。すでにiPadおよびiPhoneを所有しているユーザーの91%,iPadは所有していないがiPhoneは所有しているユーザーの85%はAppleスマートフォンを購入するとしており,製品満足度の高さをあらわす結果となった。
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