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がっかり: 総務省「日々の生活をより豊かにするためのモバイル市場競争促進プラン」

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先週、総務省が以下を発表していました。
「日々の生活をより豊かにするためのモバイル市場競争促進プラン」の公表

これからどうするつもりなのか気になったので見ましたが、最初から引っかかりました。
引用: モバイルは、技術革新のスピードが速くイノベーションが生じやすく、そして何よりも国民の日々の生活に密着
に対して
引用: このため、モバイルが納得感のある料金で良質なサービス
で、明らかに論旨が飛躍しています。このサービスが何を指しているのか曖昧ですが、回線、サービス、端末のそれぞれが妥当な料金で安全に使える必要があるでしょう。同時に、それらを提供する業者が事業継続できることも必要です。

しかし、現実は、MNOの回線価格は下がったかもしれませんが、新規端末の入手価格は上がったまま。それに対して、「国民が低廉で多様な端末を選択できるようにするため、中古端末の更なる流通促進」は、機能のキャッチアップが対策されない限り「技術革新のスピードが速く」と矛盾します。また、中古端末のセキュリティ対策はどうするのでしょうか。

どうも個別のやりたいことに対して、後から理由付けしたように見えて、全体的な対応がわかりません。ここまでの施策を冷静・公正に振り返り、見直すべきと強く思いました。

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